43話 ページ46
Aside
彼方とのデートも終わり、家に帰り一安心する。
キス魔サイトという名前がついてるようなサイトで、匿名のアカウントは全く居ない。
一応出会い系サイトな為、そんな事してたら交際など出来ないからだ。
｢……メッセージ見ずにブロックしちゃったけど、まぁいいか。｣
彼方が勢いよくブロックしたから、メッセージなんて見れないし、彼方を裏切ってブロック解除するほど私はマヌケじゃない。
どちらにしろ、私にはもう無関係なんだから、意識せず眠ろうじゃないか。
明日は仕事の為、早く眠ろうとしたその時、急になる携帯。
知らない電話番号からの電話だ。
え、怖い、本当に怖い、なんで知らない電話番号からかかってくるの、でももし暴力団とかからの電話だったら出ないだけで私の命はないかもしれない。
暴力団からの電話だったら警察に行けばいいんだ、うん、何も問題はない。
なんて馬鹿な妄想を膨らませながら恐る恐る電話に出る。
｢も、もしもし……。｣
｢あ、A！？久しぶり！｣
｢ど、どなたです、か……。｣
｢えぇ！？覚えてない！？｣
電話に出てみると、明るく少年のような声が聞こえ一安心だが、どうやら面識があるらしい、一体誰だろうという恐怖が体をゾクッとさせる。
相手はそれに気づいていないのか話を続ける。
｢ほら僕！小さい頃家がお隣さんだったじゃん！天宮翔太！！｣
｢天宮……あ！！翔太！？｣
｢そう！翔太だよA！｣
天宮翔太、それは私の小さい頃の記憶にずっと名前を刻んできた幼なじみの事だった。
｢え、え、なんで翔太が？｣
｢Aの電話番号を偶然知ってさ、折角だから電話しよーかなーって。｣
可愛らしい、でも男性、という感じの声に懐かしさと成長を感じる。
小さい頃は遊んだけれど、歳を重ねると共に周りの目を気にしてしまい、中学生の時には私が引っ越してしまいそれっきりだったのだ。
その名を聞くことは滅多に無くなったからすっかり忘れていたけれど、声にある昔の面影に少しくすぐったくなる。
｢まさか翔太からかかってくるとは思わなかった…。｣
｢いやー……やっぱり懐かしくなっちゃってさ、色々遊んだことが。｣
｢私も、今話してて色々思い出したよ。｣
｢本当？嬉しいなー、なんて。｣
笑いながら翔太は次へと言葉を紡ぐ。
｢ねー、A。｣
｢何？｣
｢またさ、会えないかな。｣
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彩華 - 何この神作品！私が書いてる小説とは全然違う...！良かったら私の小説読んd))))) 殺人犯との鬼ごっこっていう名前だy)))))←宣伝するな (2019年8月22日 18時) (
レス) id: e742c3b57e (このIDを非表示/違反報告)
飴 - りっちゃんさん» こんな気まぐれに書いた作品を読んで頂きありがとうございますw (2019年8月19日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - ああああ！！なんで高評価って一回しか押せないんだあああ！！！（うるさくてごめんなさい） (2019年8月19日 16時) (レス) id: 75e3c0ea04 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 狂鬼さん» 先を書いてきます…w (2019年8月19日 16時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
狂鬼(プロフ) - 飴さん» お？またまたいい展開だ。あまちゅ56されねぇかなそらるんに…← (2019年8月19日 16時) (レス) id: b1fcaf3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴 | 作成日時：2019年8月5日 16時
