【センラ】浮気彼氏 【志麻】

八話 ページ9

「 飛鳥ちゃん、なんかあったやろ？」



　 「 いっ、いえなにも…。」




　時刻は12時をまわっていた。センラは酔いつぶれてしまっているため志麻さんが片付けを手伝ってくれている。



　
　 「 センラ、浮気してるんとちゃう？」


　 「 …っ！？」


　 「 その様子だと図星やな。」


　 「 な、んでそれをっ…。」


　 「 この前、見たんや、センラが女の子と歩いているところ。」


　 「 そ、っか。私さ、嫌われちゃったんだよ。」



　 「 飛鳥ちゃんは、それでええん？」



　 「 うん、吹っ切れるように頑張ってみるよ。」



　 「 そ、いつでも頼ってな。」





　そう言って志麻君は、ニカッと笑うと目を伏せた。



　

　


_______志麻君みたいな人が彼氏だったらな

　

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