第一章 第5話 光る半袖 ページ9
『いい加減にしてください!!』
そう彼女が声を張ったと同時に、俺と大先生の服が光った。
「何やこれ、体が動かねぇ!?服が光っとる!面白れえやんけ!!」
しかし、俺よりうるさかったやつがいる。それは直前に、突っ込むため振り返ろうとしていた...
「なんdｶﾞﾝ!
いったーー!!痛いよ〜助けて〜！あれ、体が動かへん？誰かー!!というか眼鏡が宙に浮いとるんやけど！何も見えねぇ」
騒がしい中、一人が画面越しに心配する。
「おや〜？二人とも何やっとるんですか？」
お、どうやらショッピは動けるみたいやな。
というかビデオ撮ってないで助けい！
あっAさんはどうなっとるんや...
腕と違い、動く首で辺りを見回す。
見つけたが、なんか凄いやらかしたって顔しとる。
この身動きがとれない理由は、彼女にありそうやな。
そんな事を考えとると、
『すみませんでしたぁ!!』
そうAさんは言った(そして走り去って行く)。
すると光が消え、身動きがとれるようになった。
...
彼女は一体誰なのだろうか。
「前ですよ〜まだ前です。いやもうちょい左ですね。」
俺の横では右手にビデオ、左手に眼鏡を持ち、地面に這いつくばり探し物をしている鬱で遊んでいるショッピかいた。
「ショッピ」
「なんすか？」
「あいつ追ってくる」
「了解です。二時間後以内にまた宿で」
「おう」
「ショッピくん、眼鏡は何処や？」
「あっさらに左前ですね。」
ーーーーーーー
彼女は一体誰なのだろうか。
敵であると少々厄介だが...殺気は感じへんかったしな。
一応剣はすぐに抜けるようにしてっと。
そう思い彼女の逃げて行った、左の通りへ向かう。
まーたグルさんの好きそうな性格やろな〜
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作者名：ソラ | 作成日時：2022年8月15日 9時
