神秘なる世界【wrwrd!】 (ページ44)

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第二章　第25話　神降臨ページ44

♪～Les vents de Chatellerault a_hisa様

「ついたで」
『ご案内、どうもありがとうございます！』
あの後エーミールさんは知識を深めるため図書室へ戻り、チーノさんとショッピさんは街の見回りにそのまま向かうとのこと。
なので案内はロボロさんと鬱さんがして下さいました。
「ほんじゃ、俺は情報整理に戻るわ。じ、じゃあAさん、また今度」
『ロボロさん、ありがとうございました!!』

『そういえば鬱さんは予定大丈夫なのですか？』
ふと疑問に思ったので訪ねておく。
「うーん、そうやな...まあ大丈夫や!!書類終わっとらんけど！」
それって大丈夫なのだろうか...と思いつつ医務室と書かれたドアをノックする。
ｺﾝｺﾝ
「はーい、どうぞ～」
『失礼します』
扉を開けると[神]の雑面をつけたしんぺい神様が出迎えてくれる。
「はーい、Aちゃんこんにちは～。どうしたのかな？まさかもう怪我したとかじゃないよね...？」
『ご心配ありがとうございます。怪我等は大丈夫ですね。本日はお願いがありまして...』
そう話すと鬱さんがﾎﾞｿｯと
「まあ、ショッピに銃で撃たれそうになっとったけどな」

鬱さん、それ言っちゃだめなやつじゃ...

予想通りしんぺい神様の雑面が揺れ
「はあ、お前っどういう状況やねん!?」
「あっやべ」
しんぺい神様はもう止まらない。
「やべっじゃないよ！というか何処撃たれそうになったの!?」
『えーと、足ですね...』
話し終わるかどうかの時にはもうしゃがまれ、足を確認してくださった。
うん、医者だから！軍医だから！仕方ない！
「ぱっと見傷はなさそうやな、良かったわ。鬱くん？その話、後で詳しく聞こうかな～」
「ひぇ...」
何故だか、ハムスターに見えるのは気のせいだろうか。
「それと書類終わってないよね？」
「ちょ、ちょっとくらいいてもええやろ？」
「トントンに一昨日も言われてたのに、また粛清が必要なのかな？」
「Aちゃん、またね～」
恐ろしいスピードで医務室から逃げる鬱さんを見送り、しんぺい神様に状況を伝える。

「成る程、能力の限度を知りたいと..基準を作ってくるから少々お待ちを」
『了解です！』
そして持ってこられたのが、
『何故に水風船なんですかね？』
「先日、城下町で夏祭りがあったんだけど、そこで軍出の屋台が発注ミスしたから大量に余っててね...100gの水いれといたよ～」
『夏祭り...面白そう!!』
「来年も開催予定だから楽しみにしていてね～」
『はい！』
「じゃあ始めるよ～!」