神秘なる世界【wrwrd!】 (ページ39)

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第二章　第20話　お勧めページ39

どうも僕です。
食堂には幹部も兵士も全員が使える大衆用があり、その中に幹部専用の部屋があるんや。
そんで話し合おうと思って幹部専用で食おうとおもったんよ。
そしたら「三種以外で」とか言うから変えたんやけど...

「なあなあ大先生、話し始めへんのか？」
机の反対側の声の主、ロボロは俺が勧めたたらこパスタを食べている。
いいよな、やっぱり君は昔常識人と言われていただけあるわ。
「うふのあにひ、はへおはふまへひょっとまっへください(.鬱の兄貴ぃ、食べ終わるまでちょっと待ってください)」
右にはピザを頬張っているチーノがいる。
そう、俺がたらこパスタを勧めたのによ。
しかしまだここまでは想定内、可愛いもんだ。
問題は...

ｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶ
「大先生、時間がもったいないです。始めましょうや！」

「お前はなんで完全栄養食なんや!」
「なんでって、効率よく栄養とれるからですよ!!」
「でも普通シェイカーは持ち歩かんやろうが！」
「パスタは乗り気じゃなかったんで」
「理由になっとらんがな...」
ロボロは苦笑い、チーノは気にせず食べ続けている。

「本題入ろか。Aについてや。幹部加入においてロボロとチーノ、特にチーノが情報漏洩について懸念しておったな。」
「はい、そうですけど」
そう言いつつ紙ナプキンで口を拭く。
「それについてはマンちゃんが数週間鍛えるだけで大丈夫やと思うんや」

「何馬鹿な事言ってるんですか!?僕はAさんがいくら凄くともポーカーフェイスやトークは最低でも2年はかかると思いますよ!?自分だって1年弱かかりましたし...」
まあ、この反応は同然やろうな。
「俺もそう思って監視カメラで見とったけど、あの子の表情筋が固すぎるやろ。ありゃ毎日がポーカーフェイスやわ。」
口挟むとは考えていなかったけど、ナイスアシスト！
というか頬の筋肉見てたん？ちょっと「だって来て１日目ですよ!緊張してるからだと僕は思うのですが...」
「でもチーノ、馬車の中ではA、ずっとぐっすり寝てたで？緊張してたらそんなに寝ないと思うんやけどな」
「「はあ？」」
二人がこちらを睨む。
ショッピ、それは言わなくてよかったんやで...