神秘なる世界【wrwrd!】 (ページ35)

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第二章　第16話　図書室ページ35

今、私は図書室にいる。
「おやAさん、さっきの会議振りですね。お一人でどうされました？」
そこではエーミール様が本を読まれていた。

いや、何故一人かって？

ーーーーー

「あら、ごめんな？」
一度袖を離されたと思うと
「よし！行くで!!」
次は手首に鬱さんの手の感覚が...とか思っている内に廊下を走りだしている。
あっちなみにショッピさんは、エーミールさんの部屋のドアを閉じるなど後始末をしてくださいました。

ある程度進んで下への階段が見えた時、左の廊下の奥に着物がちらつく(感知)。
「あっロボロやん」
どうやらロボロ様らしい。
「ちょうどいい所にいますね。大先生、ちょっくら話しにいきませんか？」
「やな」
え？
『あの、私はどうしましょう？』
「あー、そうやな...この階段降りた所にエーミールって奴がおるから、勉強させてくれって頼みにいっといてくれる？」
『え、私一人ですか!?』
「うん」
一応私は女で、ここに来てから半日も経っていないのだが...
「とりあえずショッピくんと行ってくるわ！頑張ってね～」
「まあ、これもAさんのためやから我慢して下さい」
そう言って走っていかれた。

私の扱い酷く...いやそれほど試されているのだと思っておこう。
頭に過った考えを揉み消しつつ階段を降り、
話は冒頭に戻る。