神秘なる世界【wrwrd!】 (ページ31)

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第二章　第12話　銃選択ページ31

「ついたで、ここが射撃訓練所や。」
そこには天井から吊り下げられている板と、人間の腰あたりの仕切られている台。
そして訓練している軍服が3.4人いた。

「おはようございます!!鬱様、ショッピ様！」
その中で少し身分の高そうな、リーダーと思われし方がこちらに寄ってくる。
「おはようさん。朝からご苦労様やな～」
一応何とは言わないが、現在の時刻は11時である。
「はい、現在訓練しているのは最近の高性能な銃についていけない特殊部隊の古参兵ですね。K国戦があればより銃は大切になりそうなので...
ところで鬱様、そちらの方は一体？」
体が私の方へ向く。
「うーんとね、ちょっと今は言えないかな。２週間以内には説明出来るからちょっと待ってほしいな...」
「なるほど、事情があられる方でしたか...了解しました「ありがとね」そして本日はどのようなご用件で？」
近くのショッピさんに耳打ちする。
「ちょっと、能力を使いたく...」
軽く頷かれ、
「普通に訓練っすね。個人用の部屋、一つ借りていいっすか？」
流石ショッピさん、話が早い！
「勿論です。銃の方は何を用意いたしますか？」
「大丈夫っすね。必要なら俺らで持ってくるので。」
「承知いたしました。それでは私はここあたりで...」
「はーい、じゃあね～」
鬱さんが袖を振る。

一つ扉を抜けた所でさっきまでの銃の音が全く聞こえなくなる。
「ところで何をすりゃええんや？」
『そうですね、鬱さんには銃を何発か撃っていただいても良いですかね？』
「ん、了解。」
そして横の武器庫から、
「Aさん、銃は何がいいっすか？最初にバレットM82(まあまあ強い狙撃銃)とかいきます？」
ショッピさんの手にはあり得ない程、頑丈そうな銃が握られている
『え、あ、あの銃についてはよく知らないのですが、普通の小さいやつでお願いします。』
「じゃあショッピくん、SIG P320(一般的なこれぞ拳銃という銃)あたりがええかな？」
「まあ本人が特にこれ！って言ってないんで、いいんじゃないっすか。」
銃って種類豊富なんだな～
「んでAちゃん、撃ってみるかい？」
『お気遣いありがとうございます。ですが先に鬱さんに撃っていただいてもいいでしょうか...』
「おうわかった。ただこの銃の穴の先、射線上には入らんように俺らより後ろにおってな。」
そう話し、拳銃を板に向ける。

ﾊﾟｧﾝ

さっきより軽く、小気味良い音が響くと同時に、銃の穴から想像の数倍速い弾が飛び出した。