神秘なる世界【wrwrd!】 (ページ23)

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第二章　第4話　会議室ページ23

♪～Kreutzer a_hisa様

『こ、怖かったです...』
ゾム様に聞こえないであろう距離で本音を漏らす。
「あんま気にせんでええんよ？あいつ、Aちゃんの事を驚かせようとしとったからな。」
再び歩き始めようとした時、コネシマさん、鬱さん、ショッピさんの機械から微かに声がした。
「幹部諸君、至急会議室に集まれ。」
見知らぬ人の声だった。
『今の人って？』
「Aさん聞こえとったんですね。多分Aさんの件なので、ちょっと速歩きでお願いします。」
「ほら、行くで。」
いや今の人って!?
そんな事はお構い無しという風に、3人はさっきより速く歩みを進める。

ーーーーー

「よーし、ここが会議室やでって、なんで息切れとるん？」
『いや、皆さん、歩くのが、速いです。私、一応、女子ですよ？』
「そんな速かったか？変わらんかったも思うけどな。」
じゃあなんで速いんですか...

軍人だからか!!
頭の中で1人、着想を得ている。

「Aちゃん、どうしたんや？もうコネシマは扉開けそうやで？」
『えっ？ちょっコネシマさん心の準備が...』

ｷﾞｨ-

そこには円卓を中心に9人が座っている。
それと、空いている椅子が6つ。
コネシマさん達と今は城にいらっしゃらない幹部様の席なのであろう。

「よっ皆さん、昨日振りやな!!」
「なんやコネシマ、5日の任務を2日で帰ってくるなんて。サボリか？あん？」
ニット帽を被った幹部様がコネシマさんを揉立てる。
「ちゃうわいシャオロン！情報伝えたやろ！」
「ん？誰がや？城入ってインカムで伝えてきたたのはショッピくんだけやったろ？」
ゾム様がコネシマさんのやらかし(?)を責める。
「ｯ!そういや...」
「大先生、なあそうだよな？」
「はっ！わ、忘れとったわ...」
鬱さんも忘れていたんですね。
ちなみにショッピさんはケラケラ笑っています。
ビデオ持ちながら。

するとマフラーを巻いた方が少しドスのきいた声で
「おいコネェ、鬱ぅ。後で書記長室来な？」
こっわ。
「「ﾊｯﾊｲ」」
何故だろうか、直感が彼を怒らせてはいけないと言っている。
書記長室って事はトントン様か。
というか声が眠たそう。
村町を2つ管理しているからあんまり寝れてないのかな？
いや、それならコネシマさんは4つだよ!?何かあるんだろうな～

「トントンさん、先に寝た方がいいですよ。」
コーヒーを持った方が助言する。
この人は誰だろうか。
馬車内でコネシマさんが幹部様達の話を、途中で切ってしまったから情報が...

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