神秘なる世界【wrwrd!】 (ページ17)

今日:27 hit、昨日:3 hit、合計:31,976 hit

第一章　第13話　発見ページ17

『はい、ここが私と父の家ですよ。』
「はー、以外とでかいんやな～」
幹部の皆さんをリビングに案内する。
『今日の夕食はサバの塩焼きにします。コネシマさんのシャケは塩つけますか？』
「んあ？どっちでもええよ」
『わかりました。』
『では、そちらの椅子に座ってお待ち下さい。』
ダイニングテーブルを指さす。

料理中

「ちなみにAさんはどうやってその能力に気づいたんですかね？普通に過ごしていると、気づかないと思うんですが。」
『そ、それは...』
「もしかしてA、軍事実験とかあったんか!?」
『いえ、そんなことはないのですが。恥ずかしくて...』
「大丈夫や、誰も笑わへんて」
『それなら...』

ーーーー

これは私が11才、
そして父親が泊まり込みでルークさんの仕事を手伝っていた日...
『今日の夜はお父さんが、作ってくれてたオムライスだ～!!』
ダイニングテーブルにオムライスとスプーンを置き座ると、私は気づいてしまった。

『ケチャップ冷蔵庫から出したままだ...』
そう、冷蔵庫の上にさっき出したケチャップがあったのだ。
うーん、でも取りにいくのに4.5歩歩くのは面倒だからな～
でも取りにいこうかな、いや面倒だな、無しでいいかな...
そんな事を思っていた時、

私は驚き椅子から転げ落ちた...
ケチャップが浮いたのだ。

ただ違和感が無かった。
私がケチャップを取ろうとすると、ケチャップの方から近づいて来て私の手に触れた。
その時、直感でわかった。

私が動かしたのだと。

翌日、父に話すと驚かれたが理解してくれた。そこから少しずつではあったが、村(町)のみんなの手伝いを能力で行ったり、話をしたりして理解してもらい...
結果的に村中の人がAの能力を知ることとなったのであった。

ーーーー

「アーッハッハッハッハ。要するに面倒臭かったんやな!!アーッハッハッ」
『笑わないって言ったじゃないですか!?』
「Aちゃん、これはしゃーないわ。ｸｸｸ」
「とりあえず今の話、録画しといたんで！ｸﾞｯ」
『何がｸﾞｯですか!?』

そんな会話をしていると玄関の方から声がした。
「ただいまー」

『おかえり～』
「おっ町長の弟のおでましやな」多少小声
「シッマ、失礼のないようにな？」
「大先生もっすよ？」
3人がなにやらコソコソ話している。

「A～今日も弁当ありがとう
ってこの人達、誰？」
「俺はコネシマ。こっちが鬱で、これがショッピや」
「ども～」
「っす」

...

「えっ陸軍副隊長!?」
父は石になった。