神秘なる世界【wrwrd!】 (ページ15)

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第一章　第11話　交渉ページ15

『案外まともでしたね、もっと屑かと思っていたのですが』
あ、やらかした

だが反応は予想を裏切った、鬱様以外だが。
「えっ！初対面で屑呼ばわりされるの?僕!?」
「アーッハッハッハッハ」
「ﾌﾟｯ面白いですねぇ」

『す、すみません！うっかり..』
「大先生、うっかりだそうなので本音で『と、とにかく！話すのでやめてください！』
おっ言ったな？」
あっ再び、もう逃げれなさそう...
「なんや大先生、そんな交渉術あんなら先に言ってくれてええのに」
「んなわけあるかい！初見で屑呼ばわりされる交渉術があってたまるか！」
「とりあえず大先生、Aさんが話したがっているので一旦聞きましょうよ」
ん？まってまって、直ぐ言えるなんて一言も言ってないよ？
「あっごめんな～Aちゃんどうぞ」
「ｱｰｯﾊｯﾊｯﾊ (小声)」
『えーとですね、まず私には...』

ーーーーーー

結果､私が話したのは､まず手の届かない場所にあるものを止めたり動かしたりできるという事と能力を使うとそのものが青く光るという点。あとは生き物に直接力はかけれないという事。
目が見えていないことと色を感知できない事は話さなかった。何か弱点を教えると大変な事になりかねない(もうなっている)からね!!
話が終わる頃には、皆さん食べ終わっていた。

「なるほどだから青く光ったんね」
『色々とすみませんでした!!』
「いいんですよ。お陰様で面白いもの撮れたし。」

「それとその能力について、俺らは能力者を[神の子]と呼んでいるんや」
『[神の子]？』
なんかの宗教かな？
「その[神の子]ってのはだいたい50年から125年に生まれる能力をもった人の事や。」

『凄い長スパンですね。あと期間の差...』
「そうや、凄い貴重やねん。」
『は、はい』
なんか嫌な予感がする...

「やから、」
『やから？』

「貴重やから軍の方で保護する事になっとるんや！ってなわけで来てくれへんか」
雑ｯ!!
そうですよね～そう来ると思ってましたよ!!
『もし断ったらどうなりますか？』
「無理やり連れてかれちゃうよ～」
鬱様が答える。

『はー、わかりました。皆様についていきますよ。』
「話が早くて助かるわ～」
『ただ一旦家まで一緒に来て下さい。父親に説明するので。』
「勿論!飯も食うつもりやったし...」
そんな考えありましたね...

『ではご同行お願いします』
「おうよ！」
そういって４人用テーブルは空いたのだった。