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#28 ーeight years agoー ページ30

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私と、真冬(まふまふ)翔太(天月)は家が近所で 小中高と同じ学校へと通う幼馴染だった。






ー2009年ー 梓 真冬 翔太 高校三年生の冬



「梓ちゃん、行きたい大学決まった〜?」


雪のような白髪を揺らして、真冬が聞いてくる。


『ううん、まだだよ。真冬は決まったの?』

「一応決まったよ!」

『そうなの?』

「うん!憧れの先輩がいる大学!」

『そっか〜…。早いなぁ』


「ちなみに、翔太も一緒だよ」
『何それ聞いてないよ』


いつの間にか二人の間では話が進んでいたようで。

確かに今は本格的に行きたい大学を決めて、勉強をしなければならない時期だ。

それを私がしていないのは…小さい頃から同じ学校へ行っていた真冬と翔太と離れるのが嫌で現実逃避をしていたから。


「梓ちゃんがいいなら、今度その大学のオープンキャンパスがあるから一緒に行かない?
翔太も行くし…

それで梓ちゃんが合うと思ったら、第一志望にすればいいと思うよ!」

『オープンキャンパスあるの!行く!行きたい!』

「じゃあ、その先輩に案内頼んどくね〜。」

『ありがとう!』



大学の名前を聞いて調べれば偏差値の高い大学だった。

現時点の私の成績であれば余裕で入れるレベルではあるけれど、翔太はともかく 勉強が苦手な真冬は大丈夫だろうか


『まぁ、とにかく勉強頑張らないと』





そうして数日後、オープンキャンパス当日になった。
真冬と翔太に連れられて、大学の校門をくぐる。


「あれ…"かなた"さんいないな」

『"かなた"さん…?』

「あ、僕の憧れの先輩だよ!
"紺野(こんの) 彼方(かなた)"って名前なんだ〜。」


話を聞けば、前に一人でここのオープンキャンパスに来た時に迷子になり
その時助けてくれたのが その 彼方という人らしい


「彼方さん、歌がすごく上手いんだよ!
ほんとにすごいんだ!」

「真冬は彼方さんの話になると止まらないんだもんなぁ」

『ふふ、楽しそうで何よりだよ』


3人でそうやって話していると

「真冬」 と呼ぶ声が聞こえた



「あ!彼方さん!」


私の後ろを見て、真冬の顔が嬉しそうに綻んだ

後ろを振り向けば、


「初めまして、紺野 彼方です」



ふわふわとした黒髪の男性が立っていた。

目を細めて笑う姿に、鼓動が早くなったような気がした。









これが私と彼方の最初の出会い

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雷亜 - 私って涙もろいんですよ(笑)一ページ 一ページ泣いて泣いて泣いて(笑) もうすごいですよ涙の量が((殴 (2018年4月7日 9時) (レス) id: e1e03b0ec4 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - 読みやすいしキャラが掴めていてとても楽しく拝見させていただいています。好きです。 (2017年12月10日 10時) (レス) id: 9ac8f0bb45 (このIDを非表示/違反報告)
MiKU(プロフ) - 星華(´∀`*)さん» ありがとうございます!無事第1章が完結してこちらも嬉しい限りです…!そう言っていただけて私も頑張って書き続けた甲斐がありました!続編含めて頑張るのでよろしくお願いします! (2017年11月14日 7時) (レス) id: fb7ad52b3c (このIDを非表示/違反報告)
星華(´∀`*)(プロフ) - 1章完結おめでとうございます!もう…一気に読んだんですが…涙が…。すごく好きになりました!!続編楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年11月13日 16時) (レス) id: 110a37d70c (このIDを非表示/違反報告)
MiKU(プロフ) - 唄葉さん» 唄葉さんありがとうございます!大好き、なんて言葉わたしにはもったいないです……!第2章でも頑張らさせていただくので、よろしくお願いします!ありがとうございました!! (2017年11月4日 16時) (レス) id: fb7ad52b3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MiKU | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月21日 13時

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