#12 ページ14
〜梓side〜
大泣きした日曜日の翌日の月曜日。
いつも通り出勤して自分のデスクに着く。
隣を見ればまだセンラさん…船山先輩は来ていないようだった。
『今日、休みかなぁ』
もう少しで規定の出勤時刻になる。
勤務表を見ても船山先輩は休暇をとっていない。……寝坊だろうか。
せっかく昨日のお礼と、前にもらったゲストパスのお返しをしたかったのに…。
『連絡…しようかな』
チラリと時計を見れば規定の時間を10分過ぎている。これで皆勤手当は無くなるなぁ とか考える。
LINEでメッセージを送って、カレンダーを開く。
今週の12月28日水曜日には個人で当てたZepp NagoyaでAtR-winter garden-2016の公演があるし、その3日後の12月31日土曜日にはゲストパスを船山先輩がくれたAtRカウントダウンライブ 2016-2017がある。
カウントダウンライブの時はまふに楽屋招待されているし…。
『どうしよっかなぁ…』
まふとは別に気まずいわけではないけど
そらるである彼方とは気まずい。
楽屋、もしかしたら2人で一緒なのかもしれないし…
困った。
悶々と考えていると、ガタッと隣のデスクの椅子に誰かが座った
「あ、おはよ〜梓ちゃん」
『船山先輩！おはようございます！』
「これセーフかな？セーフやんな？」
時計を確認すれば、規定の時間から15分経っている。
船山先輩に対する上司の目が怖いから多分遅刻決定だ。
『セ、セーフですかね？』
「うっかり寝坊してんなぁ。なんか言い訳考えとかなあかんわ…」
『頑張ってください』
後で船山先輩は上司に注意されたらしく、苦笑いしていた。
〜♪
会社の時計が鳴った
定時になったことを知らせるもの。
私達の会社は残業するのを好んでいない。
仕事が残ってる人は家で進めたりするし、会社は一応ここで終わる。
隣の船山先輩を見ると鼻歌を歌いながら、パソコンを操作していた。
『船山先輩』
「ん？どうしたん」
『この後、少し飲みません？』
「お、ええよ〜」
『あ、でも、禁酒中でしたっけ』
「大丈夫や。たまには飲まんとやっていけへんで」
『センラーの子に怒られますよ』
そう私が言うと、船山先輩は少し考えて、ふっと笑う。幸せそうな顔で センラーの子には悪いなぁ と呟いた。
それでも行く気らしい。
「じゃ、俺のよく行く店行こか」
『そうしましょうか』
そうして会社を出た。
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雷亜 - 私って涙もろいんですよ(笑)一ページ 一ページ泣いて泣いて泣いて(笑) もうすごいですよ涙の量が((殴 (2018年4月7日 9時) (
レス) id: e1e03b0ec4 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - 読みやすいしキャラが掴めていてとても楽しく拝見させていただいています。好きです。 (2017年12月10日 10時) (レス) id: 9ac8f0bb45 (このIDを非表示/違反報告)
MiKU(プロフ) - 星華(´∀｀*)さん» ありがとうございます！無事第1章が完結してこちらも嬉しい限りです…！そう言っていただけて私も頑張って書き続けた甲斐がありました！続編含めて頑張るのでよろしくお願いします！ (2017年11月14日 7時) (レス) id: fb7ad52b3c (このIDを非表示/違反報告)
星華(´∀｀*)(プロフ) - 1章完結おめでとうございます！もう…一気に読んだんですが…涙が…。すごく好きになりました！！続編楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年11月13日 16時) (レス) id: 110a37d70c (このIDを非表示/違反報告)
MiKU(プロフ) - 唄葉さん» 唄葉さんありがとうございます！大好き、なんて言葉わたしにはもったいないです……！第2章でも頑張らさせていただくので、よろしくお願いします！ありがとうございました！！ (2017年11月4日 16時) (レス) id: fb7ad52b3c (このIDを非表示/違反報告)
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