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「センゴクさんから聞いたけど、まだしばらくここにいるんだって？」
『はい。まぁ、いずれ海に出るつもりですけど』
「え〜、ずっとここに居てもいいんだけどな〜…なんなら俺の秘書とかやっちゃう？」
『怠惰な方は好きではないので』
「随分ハッキリ言うね君」
だら〜、とゆったりとした会話。時たま放たれる口説き文句を躱しながらだが、彼が仕事に戻る気配はない。
遠回しに『仕事に戻れ』と言ってもアイマスクをして完全にオフモードだ。
『……書類、たくさん溜まってるのでは？』
「う〜ん、まぁ適当に部下に回すからいいよ」
『そんなのでよく大将が務まりますね。辞めてはどうです』
「もしかして俺のこと嫌い？」
机の上に積まれた本を棚に戻しながらちらりと青雉さんに視線を移す。
……だらけていても、私への注意は怠っていないあたり、やっぱり海軍の人間なんだ、と改めて感じる。戦っている姿を見たことないので、彼が大将という事実をいまいち信じられないが。
片付け終わり、部屋から出ようとすると、青雉さんも着いてきた。何しに来たんだこの人。
「まぁまぁ、俺のサボりは置いておいて。ちゃんと用事があるのよ、Aちゃんに」
『はぁ…？』
ノロノロと私の横を歩く青雉さんは、ポリポリと頭を掻きながら問いかけてきた。
「いやぁ、また、書類整理の手伝いしてほしくてさ」
『…私は貴方の部下ではないのですが、』
「わかってるよ、部下の奴らに回すのとは別のやつ。…締め切りヤバいんだよね〜」
『……自己責任…』
彼に責任感はあるのだろうか。締め切りがヤバいと言いつつ早急に手をつける気配が一切見られない。
そういえばこの間もそうだったな…と、自転車で逃亡を図っていた彼の後ろ姿を思い出す。──────ん？自転車？
ふ、と頭をよぎった疑問と共に、ちらりと青雉さんを見やる。身長差が相まって視線を向けても肩あたりまでしか視界に入らないのだが。
「流石にね？そろそろしっかりしないとセンゴクさんにぶっ飛ばされるんだよなァ」
『今までよく、こう…逃げて、？来られましたね』
「まァいつものことだし？」
正直に言うと、断る理由は特にない。強いていうなら海兵でもない一般人(当社比)に対して見せてもいい内容なのか？と思う内容の書類が多々あるのだが。
…まぁ、何なりと、と言ったのは私だ。しっかり仕事に励むとしよう。
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ゆあ(プロフ) - 続き書かれますか？主様のめっちゃ好きなので楽しみにしてますね (3月2日 14時) (
レス) @page50 id: 976091bd0a (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 名無し50398号さん» 少しずつ更新を再開していくつもりです…！好きと言って頂けるだけでも嬉しいのにすっごくだなんて…とても嬉しいです！頑張ります！！ありがとうございます！ (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - セツさん» ありがとうございます！！ぜひドキドキしながらお待ちください！頑張ります (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し50398号(プロフ) - もう続きは書かないのでしょうか…すっごく好きな作品なので続きが楽しみです。更新、気長に待ちます！ (8月28日 1時) (レス) @page38 id: 73a8a7c4d7 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ワンピースのキャラ達とも着実にフラグが立ちまくってるぅ‥‥‥。七海と灰原とも一体いつ会うのか、ドキドキしながら読ませてもらってます！更新気長に待ってますので、頑張ってください。 (6月30日 20時) (レス) @page38 id: a9c1286aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあき | 作成日時：2022年10月4日 18時
