だーかーらー、『何でも屋』にも出来ることと出来ないことがあるんです！【おそ松さん】

引き分け ページ10

『もーしもーし。』


｢すいません、こちら受付窓口が違います。｣



淡々と告げるだけ告げて、返事を聞かずに受話器を置く。

全く、エイプリルフールはまだ先


prrrrrrr...prrrrrrr...



｢...あーもうなんなんですか元ヤン！？｣


『あぁ！？』


｢うふふ、なんでもないですわ店長様。

それで、どうしたんですか？

わざわざ依頼用の番号になんてかけてきて。｣



わざわざを強調して言ってやれば電話口の向こうから舌打ちが聞こえる。

まったく、相変わらず舌打ちの多い。

そんなだから元ヤンだーって言われるんだよ、私に。


あ、そういえば。



｢店長、松野君達のこと知ってましたよね？｣



そう低い声で彼に問いかければ、一瞬の息を吸う音が聞こえる。

顔を歪ませているであろう彼の顔を想像したら不意に笑みが零れた。

なるほど、



｢負けてたんですね。｣


『...うるせぇ負けてねぇよ、引き分けだ。』



図星なんだ。

そう分かるとついニヤニヤとしてしまい、笑い声を漏らしてしまう。

おかげで本日二度目の舌打ちをいただきましたよ。



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やっと店長出せたー！！

友人からの脅しが恐くて恐くて...

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