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もうすぐ私が ページ47

「ふぅ...」



風呂上がりの午後10時過ぎ。

私は持ってきた寝間着に身を包み、一息着いていた。


ふと、髪先からポタリ滴り落ちる雫。

バスタオルで拭えば、薄い青色にそれが染みて濃いめの青に姿を変えていく。


それをどこか遠くのことのようにぼーっと眺めながら、小さな溜息を零した。



...そういえば、6年ぶりだ。


お母さんと2人、普通の親子みたいに和やかに話したのは。




思えば私、お母さんとお父さんに今までひどい事ばかり言ってきた。

無視したり睨んだり冷たく当たってもきた。


そりゃ、誰でも冷たく当たる人を好きになれるわけなんてないよね。



「これからは、ちゃんと接しないとなぁ...」


「もちろん私にも優しく接してくれるよね?」



突然部屋に響いた明るい声色に、バッとその方へ振り向く。


そこには



「美菜...ありがとね。」


「うんうん、私のおかげで仲直り、えっ...?」



私が素直に謝ったことが意外だったのか、一瞬気づかぬように続けて、そして瞠目した。


驚いたように口をぱくぱくさせる美菜の頭を私はぽんぽんと小さく叩く。



「美菜のおかげでお母さんと仲直りできた。

きっと、美菜がいなかったら険悪なままだったから。

だから、ほんとにありがとね。」



そう話してると、無意識に美菜への感謝で笑みが零れてくる。


すると、美菜は顔を真っ赤にして俯いたあと、


「あぁ、もうっ...!」


なんて髪をグシャグシャかいて、私にびしっと人指し指を向けた。



「そんなことを言ってられるのは今のうち!

もうすぐ私がおそ松お兄ちゃんを奪ってみせるんだからね!」



ふんっ。

ぷいっと顔を背けて、自分の部屋へパタパタと走っていく美菜。



当の私はというと、ただただ呆然としていた。



「え、美菜おそ松さんのこと好きなの...!?」




というかまぁ、私おそ松さんと付き合ってないんだけどね!?



...ちょっとだけ、むっとしなくもない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


美菜また出したいわー。可愛いわー。

あけまして*おそ松→←ごめんなさい



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mitarasi(プロフ) - え,終わっちゃいました?続き待ってます(>_<) (2023年1月9日 1時) (レス) id: 9e51b7324d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続きが早く読みたい! (2017年6月4日 12時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
あみんこ(プロフ) - ああぁぁあやっぱおそ松兄さんかっこ良すぎw大好き! (2016年8月23日 21時) (レス) id: 09db7495e9 (このIDを非表示/違反報告)
明治 - おそ松兄さん…っ不覚にもときめいた(´;ω;`)ダメだよ妹ちゃん。そいつクズだから、自分にしない?速度サイコー! (2016年8月12日 23時) (携帯から) (レス) id: f16da73ae5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - えっと、もしよかったらお友達になりませんか?あと、落ちは一松がいいな〜なんて。返信よろしくお願いします!あと、タメでいいですか? (2016年8月10日 3時) (レス) id: ce42db14ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べっこう飴 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年12月19日 8時

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