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こたつとは別に ページ24

「お待たせー。

はい、これでつまみは全部だからね。」



あつあつの唐揚げが乗った大皿をこたつの上に置けば、皆はどんどん群がっていく。

瞬く間に減っていく唐揚げに、はは、と乾いた笑みが漏れた。

やっぱり六人もいると、これでも少ないか。


こたつの上には唐揚げの他にマッシュポテト、だし巻き卵、冷凍の枝豆、もやしのナムル。

それと、焼き肉のたれを絡めた焼いた牛肉。


こんなにあるのにまだまだとねだってくる彼らはどれだけ食いしん坊なんだろう。

あ、彼らっていうのはおそ松さんと十四松君ね。


トド君やチョロ松さん、一松君は元々そんなに多く食べないし途中でスピードが落ちた。

でも2人はすっごく食べるし、その上スピードが全く落ちない。

見てるこっちがお腹いっぱいになるくらいで。



ちなみにカラ松君はというと。



「はい、カラ松君も唐揚げ食べな?」


「...ありがとう、悪いな、気を遣わせて。」



申し訳なさそうに私を見つめる彼に、ううんと首を振る。

だって、こたつって4辺しかないでしょ?

それをおそ松さん、チョロ松さん、一松君が一つずつ使っていて、

十四松君とトド君は2人で仲良く使ってる。

それなのにカラ松君はどこにも入れてもらえずに端でポツーンとしていた。


それを放っておくことなんて私には出来ない。


だからこたつとは別にキッチンにある2人掛けの机で一緒に食べることにしたのだ。



「美味しい?」


「あぁ、君の作る物はどれもすごく美味しいさ。

...でも本当に良かったのか?」



なんのことか分からずに私が首を傾げていると、彼はちらりと刺身の方に目をやった。

あ、値札剥がし忘れてたね...



「こんな高価なもの、俺なんかが食べて」


「いいの。遠慮しないで、ね?」



そう私が微笑めば、またほわぁと嬉しそうな顔をするカラ松君。

カラ松君って本当にいい子だよなぁ。

思わず目の前の彼の頭を、立ったままぎゅーっと抱きしめていた。



「カラ松君はその良い子のままでいてね。」


「わ、分かった...」







((なぁトド松。あれ、どう思う?))


((完全にギルティ。一松兄さん後で頼むね。))


((分かった。))


((だよなー!

あれ絶対胸当たってんじゃん。羨ましい...))


((ちょ、おそ松兄さん何言ってんだよ!!))


((僕もあっち行ってくるー!!))



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みたいな会話が裏であると私が萌えます。

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mitarasi(プロフ) - え,終わっちゃいました?続き待ってます(>_<) (2023年1月9日 1時) (レス) id: 9e51b7324d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続きが早く読みたい! (2017年6月4日 12時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
あみんこ(プロフ) - ああぁぁあやっぱおそ松兄さんかっこ良すぎw大好き! (2016年8月23日 21時) (レス) id: 09db7495e9 (このIDを非表示/違反報告)
明治 - おそ松兄さん…っ不覚にもときめいた(´;ω;`)ダメだよ妹ちゃん。そいつクズだから、自分にしない?速度サイコー! (2016年8月12日 23時) (携帯から) (レス) id: f16da73ae5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - えっと、もしよかったらお友達になりませんか?あと、落ちは一松がいいな〜なんて。返信よろしくお願いします!あと、タメでいいですか? (2016年8月10日 3時) (レス) id: ce42db14ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べっこう飴 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年12月19日 8時

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