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26巡目ーリクエスト ページ30

ひぇぇ、なんで皆こんな可愛いの……。

「ぅぁああ、つぎ、いこうか……

せーのっ」

『王様だーれだ!』

tn「お、また俺や」

「トントンめっちゃ当たるね」

tn「そう沢山当たっとっても、中々命令がなぁ……あ。」

「ん、どしたー?」

彼の方を見ると、堕天使モードの笑みを浮かべていた。
背筋がゾクリと冷える。

tn「ペ神、薬、貸して?」

sn「まぁ、王様のご命令とあらば。

どれが欲しいのー?」

tn「さっきの…猫化のやつ。」

sn「ほいほい。どーぞっ」

tn「おん、ありがと。

2番の人は、これ飲もか?
…ついでに、俺の好きにさせてもらうけど」

模範的な微笑みを湛えた天使。
その裏には淫靡な欲望を秘めた堕天使が嗤う。

shp「…っ、はい、俺、です」

少し怯えた目をしたショッピ。
それに、ふんわりと微笑むトントン。

tn「大丈夫、とって食うたりはせぇへんよ。

ただ、もっかいにゃんこを愛でたいなぁと思っただけや。」

shp「…わかりました。

…じゃ、飲みますね?」

深く息を吐き出せば、チーノが飲んだものと同じ小瓶を呷る。
少し待てば、ショッピの栗色の髪の上にもふわふわの猫の耳がぴょこん、と生えてきた。


shp「わ、まじで生えるんや……」

自分でも感覚があるのか、興味深そうに上に目をやる。…まぁ、髪の上なので見えないのだが。

tn「…っ、はぁぁああ……ショッピくんも、かわええなぁ、」

大きく息を吐く。
余程癒しを求めていたのか、柔く微笑んでショッピの方に向かう。
今度は自分がショッピの横に掛けたかと思うと、優しく撫で始めた。

shp「っひ、……ゃ、ぁ…ん、っ…ッぁ、や、ぁ」

猫の耳は敏感、というそれに違わず、気持ちよさそうな声を上げる。

…と。
ふんわりと上がってくる何かがあった。

tn「…え、しっぽ?」

その通り。尾骶骨の辺りから、こちらもふわふわとした尻尾が揺らめいていた。
快楽に靡くようにして揺れるそれは、本物の猫のようで。


shp「ん、ぇ…?っわ、ほんま、や…」

驚く彼を余所に、物欲し気に目を向ける緋色。

tn「ショッピくん…触っても、ええ?」

shp「別に、いいっすけど……

っにゃ、ぁ!?……っぁ、ん…っふ、ぁ、ッん」

返事を聞くと、手のひらで包み込むようにして触る。尻尾全体を刺激するようにすると、たちまち良い声で鳴き始めた。

tn「まんま猫ちゃんでかわええなぁ…」

shp「っふ、にゃ、ぁ……

とんとんさ、ん…もっと」


雌猫が、もう一匹。
甘い声で、誘うように鳴いた。

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神楽 - shp受け好きなので嬉しいです (2022年1月16日 15時) (レス) @page18 id: 85e6b27186 (このIDを非表示/違反報告)
シエル(プロフ) - コメントありがとうございます、お褒め頂き光栄です…!今後とも楽しく、心の癒やしになるような小説を書いていけるようにがんばりますのでよろしくお願い致します! (2020年12月11日 20時) (レス) id: f37e2354bc (このIDを非表示/違反報告)
ウタノ - コメ失礼します。文の書き方が大好きです。いつも心を潤してもらってます。作者様には感謝と尊敬しかないです、本当に。何回読んだことやら…ってくらいに読ませてもらってます。今後も応援するので、頑張って下さい! (2020年12月11日 18時) (レス) id: 21d60fdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
シエル(プロフ) - 菜月さん» 感謝されるようなことはしていないのですが、暴れるくらい満喫してくださったようでなによりです…!!ここからもどんどん続いておりますので、楽しんでいただければ幸いです! (2020年11月14日 0時) (レス) id: c2f16bb4d1 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - 7巡目、推しカプだったのでベッドの上で暴れてました 作者様とリクエストした人に猛烈に感謝してます (2020年11月13日 20時) (レス) id: 28570627a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シエル | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年1月2日 14時

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