22巡目ーリクエスト ページ26
爛漫は天使、はっきりわかんだね。
……まじ、可愛すぎやろ…。
「…はぁぁあ……つぎ。
はい、せーの」
『王様だーれだ!』
gr「あ、俺王様。」
「グルッペン久しぶり感あるねー。」
gr「だな。
まぁ、見てるだけで飽きへんから全然いいんやけどな。」
「え、まさかグルッペンこっち側!?」
gr「な訳あるか。此奴ら限定やわ」
「それはそれで美味しい!!」
gr「…はぁ。そうか。
じゃあ命令、なぁ……。
ポッキーも余ってるし、ポッキーゲームにするか。5番と9番。」
kn「お、俺ー。5番な」
rb「初めて命令当たったかも…!俺9番。」
「命令当たって喜ぶのは新鮮やなぁ…」
rb「なんか、当たらなすぎても切なくならへん?」
kn「まぁ、わかる気はせんでもないな!!」
「出た、関西人特有の、どっちかわかりにくいやつ。」
ht「関西弁難しいなぁ……」
kn「そんなもんかー?
まぁええわ。ロボロ、やろか」
rb「せやねー。ソファ?」
kn「そうするか。A、ポッキーくれ。」
「ん、ほい」
kn「ん。
…ほれ、ロボロ。」
そう言いながら、ポッキーを咥えさせようとする。
普通にポッキーを差し出しているだけなのに、コネシマの色気が漂い出す。
間近にいるロボロはその色気にあてられたのか、顔を赤らめる。
それを誤魔化すようにして、ポッキーを咥えた。
kn「ふは、顔赤なってもうてるやん……
かわええな、…じゃ、いくで」
そう言って、逆側からポッキーを咥える。
遠慮もなしにサクサクと軽やかな音を立てながら、どんどん食べ進めていく。
対してロボロは、端正な顔が近付いてくるのに耐えられないのだろうか。食べるスピードはとてもゆっくりだ。
目線も落とし、顔が合わないようにしている。
もう唇が触れる。
そんな瞬間、コネシマがふと食べるのをやめた。
何を思ったか、ロボロの顎を引く。
驚いて、目線が上がる。
目が、あってしまった。
水色の美しい瞳と。
糸のように奇麗な金髪も、陶器のように白い肌も、目に入る。
やけに優美なそれに、更に顔が赤に染まって。
コネシマはそれを見て微笑むと、
最後の一口を平らげ、軽くキスをした。
kn「ロボロのファーストキス、奪ってもうたなぁ?」
rb「っ…はぁッ!?」
kn「俺の顔みて、赤なってなぁ……
ほんま、可愛かったわぁ」
その台詞に、ロボロの顔は羞恥に塗れる。
rb「ーーッ、お前が、かっこよすぎんのが悪い!!」
赤い顔で言ったロボロに、
コネシマはもう一度微笑んだ。
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神楽 - shp受け好きなので嬉しいです (2022年1月16日 15時) (レス) @page18 id: 85e6b27186 (このIDを非表示/違反報告)
シエル(プロフ) - コメントありがとうございます、お褒め頂き光栄です…!今後とも楽しく、心の癒やしになるような小説を書いていけるようにがんばりますのでよろしくお願い致します! (2020年12月11日 20時) (レス) id: f37e2354bc (このIDを非表示/違反報告)
ウタノ - コメ失礼します。文の書き方が大好きです。いつも心を潤してもらってます。作者様には感謝と尊敬しかないです、本当に。何回読んだことやら…ってくらいに読ませてもらってます。今後も応援するので、頑張って下さい! (2020年12月11日 18時) (レス) id: 21d60fdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
シエル(プロフ) - 菜月さん» 感謝されるようなことはしていないのですが、暴れるくらい満喫してくださったようでなによりです…!!ここからもどんどん続いておりますので、楽しんでいただければ幸いです! (2020年11月14日 0時) (レス) id: c2f16bb4d1 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - 7巡目、推しカプだったのでベッドの上で暴れてました 作者様とリクエストした人に猛烈に感謝してます (2020年11月13日 20時) (レス) id: 28570627a6 (このIDを非表示/違反報告)
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