前世持ち【刀剣乱舞】

6話 ページ7

「…ここ、か」


どす黒く穢れた空気を、肺が拒む

脳が帰りたい、と訴えかける

今剣も清光も目を少し潤ませていた

此処には、一応審神者なるものはいるらしく、僕の子達に命を狙われているとか

「もう帰りたい、早く新しい審神者を連れてきてくれ」そう言われて、選ばれたのが僕らしい


「誰か、いないのか」


大声を出し、誰かを呼ぶ

それと共に上から刃が降ってきた


今剣「かかさまっ！！！あぶない！！！」

清光「ッ、ある、じぃっ！！！」

「きみ、は…」


白いものに全身を覆われて、僕はそのまま意識を手放した


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五条「師よ。これが私の傑作、鶴丸国永です」

「ふむ、これは…確かに美しいなぁ…。俺の三日月には負けるが」


まだ、三条宗近だった時の夢を見た

我が弟子である五条国永が、傑作ができたと見せに来たときだ


三日月「ととさま、…世辞が過ぎるぞ」


顔をほんのり赤めながら、それを着物の裾で隠している三日月

この時の僕には、見えていない


鶴丸「ちゅるまるくにながだ！！よろしくたのむぞ！！」

三日月「ほう、幼子とは…可愛らしいなぁ」

「…鶴、か…。白く、美しいなぁ…」
―――
鶴丸出さないと死んじゃう病です

久々の更新！！

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