前世持ち【刀剣乱舞】

44話 ページ45

「壊すなんて、なんで」

三日月「夢で会っただろう？なぜ不思議そうな顔をする」

「いやだ、ぜったい、いや」

三日月「…ほう、このような穢れた状態で俺を放置するのか…まるで地獄だなぁ」

「三日月は綺麗。まだ、戻れる…壊してなんて、言わないで」

三日月「俺はとっくに汚いさ。あぁほら、泣くでない…」

「汚く、ない。お前は悪くない。全部、全部人間が悪いんだ…僕らが…ごめん、ごめん…」

三日月「お前は綺麗だなぁ…あぁ…綺麗だ。人間とは本に違うものだなぁ…」


三日月が、昔のような笑顔を出したその時

三日月の腹部分の服が黒く、色が変わり始めた


三日月「がはっ…」

「三日月！？」

前任「ふは、ふはははは！やった！やった！元凶を！刺した！やった！！！！！

やりましたよ！！！！！これで昇進！！新しい本丸をもらえる！？フハハ！！」


それは、狂気の目をしている人間とそれの手元にある折れた刃

汚い、汚い…キタナイ

三日月が、汚れる、そんなもので、触るな


「三日月、借りる」


三日月から突き付けられていた本体を優しくとる

そして、狂った人間に向かって


振り下ろした

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