42話 ページ43
「みか、づ」
三日月「あぁ、母上…遅かったなぁ…?」
「なん、で…?」
三日月「ほう、では逆に問おう。なぜあの場に俺がいると錯覚した」
「ッ…」
一歩、また一歩と三日月が近くなる。
蛇に睨まれた蛙とはこんなことを言うのだろうか
足が、全く動かない。刀を引き抜いて刃先を僕の顎に当てた
「…」
三日月「母上、やはりそなたは美しい…俺などが触るには惜しいほどに
俺が触ると穢れてしまうなぁ…、あぁ、ほら…こんなに出した肌も…」
三日月は僕の露出された足をなぞるように触ってきた
「っひ」
三日月「あぁ、そのような声も出せるのか。…こんなことをしていては欲ばかり出てきてしまう
もっと、知りたい。母上の声…体…すべて」
「みかづき」
なぜ、そんなにも泣きそうな顔をしているのか、僕にはわからなかった
なぜ、そんなにも苦しそうなのか…。恐怖を少しでも消してやりたい
それが今できる最善の策ではないか。そんなふうに思ってしまった。仲間は今も戦っているのに
三日月「だが、もう…時間がない」
「え…?」
三日月「母上、どうか俺を壊してくれないか」
「こわ、す」
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和希(プロフ) - 面白いですね!あと、浦島を譲ってくれええええええええええええ (2017年8月21日 18時) (レス) id: d72e3151da (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます!続きがすごく読みたいです!! (2017年3月1日 16時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
エル - 三条揃えるのに半年ですか、そうですか1年と5日かかりました。だけどその15日後にはおじじが三人に増えました。物欲って怖いですよね (2016年2月24日 1時) (レス) id: 4893af5365 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉 - 読ませていただきました!一兄可愛いなぁ〜(*´∀`)最初からいた清光と今剣の出番が減ってる気g(( すみません。一旦黙りますね!…とても面白かったです!更新頑張ってください!! (2015年10月11日 16時) (レス) id: 97ccf20f00 (このIDを非表示/違反報告)
(´ω`) - 更新アザっす! (2015年10月5日 1時) (レス) id: e1a03f6b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そらねこ | 作成日時:2015年6月5日 8時