前世持ち【刀剣乱舞】

4話 ページ5

今剣「へへ、かかさま〜…会いたかったですよ〜」

「うん、僕もだ」


今剣の頭をゆっくりと撫でると、今剣は嬉しそうに膝に頬ずりした

清光はムスっとしながら、僕を後ろから抱きしめている


清光「主ぃ…俺も撫でて〜…」

「後でな？」

清光「…うん」


僕が住んでいるのは、学校の寮で、広い和室が与えられている

刀剣男子が増えてもいいように、らしいが、それなら本丸を渡せと言ってやりたい


「今剣、少し退いてくれ。本丸をもらえるように話して来る」

今剣「……いやです」

「清光、今剣を頼んだ」

清光「…すぐ戻ってきてよね」

「当たり前だ。すぐ戻ってくるよ」

三日月「いや、その必要はないな」


ガチャリと音を立て、扉が開く

そこにいたのは、スーツを着た人と三日月宗近だった


「みか、づき…？」

三日月「ああ、愛おしいととさま…いや、今はかかさまか。久しぶりだな」

「あっ、ああ…」


三日月は今剣や清光を押し退け、ふわ、と僕に抱きついてきて

僕の大きめの胸に顔を埋め、すりついて来た


「んっ、三日月…？」

三日月「かかさま、もう三日月を置いて何処かに行かないでくれ」

政府「すっ、すみません！！うちの三日月が…！

審神者に相応しい人物がいると、三日月が言って…！それで、ついて来たのですが…」

「いいえ、大丈夫…です」


この三日月宗近は、主持ちなのか

政府の者は、驚きながら、少し寂しい顔をした

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