前世持ち【刀剣乱舞】

39話 ページ40

「一期のせいで目、覚めた」

一期「す、すみませんでした…」

「だから、ほら…寝さして…？」


一期のほうに体をよせ、頬を摺り寄せる

浦島と鶴丸からギリィと聞こえたのはきっと気のせい


一期「あ、ぅ…、は、はい…！！」

浦島「ずるいずるい！俺も主さんとねる！」

「一期、ほら…子供が二人もまってるぞー…。ねむい」


浦島と共に正座をしている一期の膝に頭を乗せ、ゆっくりと言葉をはく


浦島「わー、主さんがこんなに近いなんて、うれしいな…。えへへ」

「よしよーし」

一期「…、いいから早く寝てください」


むすっとした一期の顔を上に、僕は少しほほ笑んだ


一期「なっ、なんですか…」

「ん〜？感情豊かでいいなって思っただけ。さっきまで殺気ばっかり出してたやつと全然違う」

一期「…」

「僕、ここに来れて良かったよ。清光と今剣が傷つけられたときは

どう壊してやろうかって思ったけど」

鶴丸「ぶ、物騒なことを言うな…？」

「今剣と清光は僕が一番大切に思っている刀達だから」

鶴丸「小狐丸と俺は壊される対象だったわけか」

「小狐丸はそうじゃない。あれは仕方のないことだったから。

でも、まぁ…鶴丸と三日月は清光を小狐丸のところに閉じ込めたわけだろう？

そりゃあ、怒ったわなぁ…」

鶴丸「は、ははは…」

「まぁ今はそう思っていないさ。大丈夫…」

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