34話 ページ35
「うげぇ…石切丸ぅ………」
石切丸「おや、母上じゃないか」
無駄に僕を説教しようとしてきた奴だ。見えてなくてもわかった
頭を何かでパシリと殴られるような音、僕が何か失敗すると吹く強風
絶対石切丸のせいだ
石切丸「茶はいるかい?湯呑をもってこようか」
「あっ、え、…いや、大丈夫。ありがとう」
石切丸は、人を恨んでいないのか
問おうとした声は石切丸の声によりさえぎられた
鶴丸「おい、変なものは入れるなよ」
一期「私が毒見をしましょう」
「やめろ、石切はそんな奴じゃない」
鶴丸「どうだか、ここじゃあ君の知ってる奴らはいないんだぜ」
一期「皆、変わってしまいましたから…。主殿は私たちに守られてください」
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しばらくすると、石切丸が戻ってきた。その手に3つの湯呑が持たれていた
石切丸「何も入れはしないよ。私が毒見をしよう」
そういうと石切丸は自分が持ってきて、淹れた茶を一口、口に入れた
先ほどの会話を聞かれていたらしい
石切丸「ほら、大丈夫」
「ありがとう。…石切丸は、人を憎んでいないのか」
ついに聞きたかったことを聞いた。
石切丸は、少し濁った黒い目をしたが、すぐに元の優しい顔をして、僕に笑いかけた
石切丸「生みの親を憎むなんて…しないさ。私はただ前の主を呪ってやりたい…。それだけだ」
「…そっか」
鶴丸「それじゃあ石切丸は敵でも見方でもないのか」
石切丸「そうだね。…三日月は私たちを守ろうと審神者を追い出し続けている
私たちのためにしてくれていることを、私が止めるなんて…
それは裏切るようなものだと私は思うんだ。…、だから見方はできないよ」
一期「……、ですがそれは、彼女に刃を向けていい理由にはなりません」
石切丸「……そう、だね」
―――
テスト一週間前だぜーー
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和希(プロフ) - 面白いですね!あと、浦島を譲ってくれええええええええええええ (2017年8月21日 18時) (レス) id: d72e3151da (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます!続きがすごく読みたいです!! (2017年3月1日 16時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
エル - 三条揃えるのに半年ですか、そうですか1年と5日かかりました。だけどその15日後にはおじじが三人に増えました。物欲って怖いですよね (2016年2月24日 1時) (レス) id: 4893af5365 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉 - 読ませていただきました!一兄可愛いなぁ〜(*´∀`)最初からいた清光と今剣の出番が減ってる気g(( すみません。一旦黙りますね!…とても面白かったです!更新頑張ってください!! (2015年10月11日 16時) (レス) id: 97ccf20f00 (このIDを非表示/違反報告)
(´ω`) - 更新アザっす! (2015年10月5日 1時) (レス) id: e1a03f6b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そらねこ | 作成日時:2015年6月5日 8時