前世持ち【刀剣乱舞】

31話 ページ32

「僕には和睦する力があるのかもしれない…」

清光「わぁ…いきなりどうしたの、主」


離れに戻ってきたら、そこには短刀たちが集まっていた

きゃっきゃと騒ぐ脇差と短刀たち。薬研は胡坐をかいて一期を喋っている


「僕は…自分の子たちを助けられれば良かったんだが…なぁ…」

清光「でも、それだけじゃ駄目でしょ？」

「うん…」

清光「俺達は「此処」を立て直さなきゃいけない。それは主の我が儘で変えられないよ」

「わかってるよ。…わかってるんだが…」

清光「それをするためには和睦する力、使えるでしょ？」


にへらと笑ってみせる清光。かわいい


小狐丸「母上」

「小狐、どうした？」

小狐丸「その者ではなく、私を構ってくだされ」


小狐丸は喉を鳴らし、膝に頭を乗せてくる

うちの子がこんなに可愛い！


「清光」

清光「……なぁに？」


清光の顔が少々…いや、かなり引いている気がするが知らない


「ふふ、自分の子が可愛い…」

清光「ｱｯ、ハイ」

鶴丸「むっ…三条！」

「わっ！？」


あっ、鶴丸いたんだ

鶴丸は背中に抱きついてきて、小狐丸をにらみつけた


鶴丸「俺も構え」

「えっ、あ、ああ…」

鶴丸「ん？不満そうだな」

「いや、その…五条でなくていいのか」

鶴丸「…どういうことだ？」


そういえば、言っていなかった。従弟が五条だと
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