前世持ち【刀剣乱舞】

26話 ページ27

鯰尾「ダって、…俺達には、モウ、必要ナいでしょォ…？？

すぐに壊れちゃう、カナしみだけ、残してク兄弟なんテ」


ポトポトと雫が床に染みを作る

…泣いて、いる


鯰尾「マタ、まタ、壊れちゃうンだよ。人間ノせいで、ニンゲン、のせい、デ！！！

そんなの、許さなイ！！！壊されるくライなら、要らない！！」

一期「それは、違う！！！」


一期が鯰尾を斬りつける。彼は視界が歪んでいたのか、防ごうとはしていなかった


？「うっ、あ…、危ないっ…！ちょ、一期さん！それは流石に酷いよ！」

一期「…浦島」

浦島「壊れちゃったらどうするんだよ！兄弟だろ！」

一期「壊そうなど、してはいないよ。気絶させようとはしたが」

浦島「あ、あんまり変わんないじゃん！鯰尾さん、立てる？」

鯰尾「ぅ、ぁ…うん」

「薬研！」

薬研「ッ、…だいじょ、ぶ」

「大丈夫じゃないだろ、早く手入れ部屋に！」

浦島「あ、あのっ…」

「…なんだ」

浦島「えぇっとぉ…ううん…と」

「鯰尾の、手入れ？」

浦島「そ、です…」

「君もボロボロじゃないか…、君も手入れを」

浦島「そ、その後、ま、た、酷いことするのか？」

「しない。付喪神を虐げるなんて罰当たりなことしない」

鯰尾「うそ、だ！！」

「一期、手入れ部屋に行こう」

一期「はい、わかりました。鯰尾、大人しくしていてくれ」

「浦島、君の話を少しだけ聞きたい…いいか」

浦島「う、ん」

「何もしない。何かしたら僕をその刀で切り裂け。…分かったか」

浦島「…分かった」
―――
Ｍｙ ａｎｇｅｌ 浦島！！！

もう十体くらい来てるので流石に怒りそうだけど可愛いから許す

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