前世持ち【刀剣乱舞】

2話 ページ3

先生「今日は、鍛刀をしていただきます。レシピは好きなようにどうぞ！！」


ざわざわと教室が五月蝿くなる

僕はどうしようかと考えていた

三条宗近としては、自分で刀を打ちたい。だがこの時代、そう上手くことは運べないのだ

鍛刀部屋には妖精がいる。今はそれに資材を渡して作ってもらうらしいのだが

僕は鍛冶師だ。やはり自分でつくりたい


「先生、それは自分で試してみてはいけないのでしょうか。僕は、自分で作ってみたいです」

男生徒「センセー！俺もやってみたい！」

先生「えっ、えぇ？？？…そうですね…うぅん…

…妖精さんに教えてもらいながら、やりたい人はやってみてください。危険ですよ」

「分かりました」


僕は、手始めに短刀を作ろうと、鍛刀部屋に行った

これが、初鍛刀だ。ちなみに初期刀は加州清光だ


「行くよ、清光」

清光「はーいっ」

「仲間が増えるな。…楽しみか？」

清光「うーん…微妙…。主が取られちゃったらやだなぁ…」

「ふふ、大丈夫だ。僕は清光のものでも、誰のものでもないからね」

清光「む、絶対俺のものにするからね！！」

「ああ、楽しみにしているよ」

清光「主の家族が来ても、ぜ―――っったい渡さないから！！！」

「ああ」


清光は、僕の良き理解者であり、唯一僕の前世を知っている人物でもある

僕はワイワイと騒ぐ清光を微笑ましく思いながら、資材を手に取った
―――
私の初期刀はまんば君です！

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