次の番はダァレ？【ホラー小説】 (ページ5)

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第四話:休み時間ページ5

「ねぇねぇ！！Aちゃん！さっきの、担任の話Aちゃんは信じる？？」

そう言って話しかけてきたのは、同級生で同じクラスの西泉真由だ。

A「え、逆に真由は信じるの？」

真由「いや・・・信じるも何も・・・。」

A「ん？？信じるも何も・・・？？」

真由「私ね・・・。実は、生まれつきなんだけど、『透視能力』持ってるの。」

A「は？！嘘でしょ？！」

驚いた。自分の周りにまさか・・・。その『能力』を持った人物がいたなんて・・・。

真由「ずっっと、隠しててホントにごめん！！」

A「・・・・・・・」

私はただ、呆然としていた。

真由「Aちゃんにも、何か能力が備わってるんじゃないの？？」

A「そ・・・そんな訳・・・・！！」

その時だ。

『ココニイタンダネ・・・・』

A「っ！！！！」

『あの声』がした。
一瞬で体が強張るのが自分でもわかった。それから、一気に全速力で走りだした。

真由「ちょ、ちょっと？！何処行くの？？！」

A(ごめん・・・真由。逃げなきゃ、ダメなの・・・)

再び私は、走り始めた。

ﾄﾞﾝｯｯ

何かに体を思いっきりぶつけた。

？？？「あっ！！キミ、大丈夫？？」

多分私がぶつかった人だろう。
落ち着いた優しい声がした。