幼馴染 ページ41
さて、はっきりと推理を展開し
証拠や確証を得るため、作戦開始だ…と、なるはずだったのだけれど。
フロイド「やった〜今回は俺の勝ち！これで3勝♪」
ジャミル「集中力が高い時のフロイドはやっぱり勝負強いな。」
グリム「ふな"〜ッ…また負けた…」
アズール「これで僕は5勝0敗ですね。」
何で、談話室で遊んでいるんだ僕たちは。
宝物庫で見つけた、マンカラという熱砂の国で人気のボードゲーム。
それで、ジャミル先輩とフロイド先輩。
グリムとアズール先輩が勝負していた。
ジェイド先輩は何やら、カリム先輩と"お話し"をしに行くそうで。
アズール「ジャミルさんは…2勝3敗ですか。」
ジャミル「ん？……あぁ、久しぶりだから腕が鈍ったかな。
昔はよくカリムに、「勝つまでやる」って
毎日何時間も付き合わされてたっけ。
…こういうの、弱いくせにな。」
アズール「…なるほど。……それでですか。」
ジャミル「何がなるほどなんだ？変な奴だな。」
『カリム先輩とは、幼いころから一緒なんですね。』
黙ってジャミル先輩たちのマンカラ勝負を眺めていた僕も
流石にそろそろ動き出そうと
アーシェングロット先輩を訝し気に見つめるジャミル先輩に声をかけた。
恐らく、この場で僕だけが
あの推理が外れろ…って、考えてるんだろうな。
ジャミル「あぁ。それこそ物心つく前からだな…
そういえば、君たちオクタヴィネルの3人も幼馴染なんだろう？」
フロイド「あぁ〜そうらしいねぇ。」
『らしいって…』
フロイド「俺達エレメンタリースクールからずっと一緒のクラスだったらしいけど
俺がアズールを認識したの、ミドルスクールに入る直前だったし
あんまり幼馴染っぽい思い出とか…ないっていうかぁ。」
『興味にムラがありすぎでは…』
となると、あの時夢で見た3人の光景は
ミドルスクールに入った後の話だったのか。
本当に、今みたいになる直前まであんな風だったんだな…この人。
アズール「…なんですか。その微笑ましいものを見る目は。」
『いえ。特には。』
アズール「…ふん。僕はそれはそれは大人しいタイプだったのでね。
フロイドが気づかなくてもおかしくありませんよ。」
グリム「別の意味で目立ってそうだったけどな。
主に横幅が……」
アズール「グリムさん。それは内密にと何度も言いましたよね。」
物凄い力で、グリムの口を塞いだ。
別に隠す必要もないと思うのは僕だけなのか。
『昔のアーシェングロット先輩も可愛くて好きですよ。僕。』
アズール「ッ…貴方ねぇ…！」
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ゆる(プロフ) - 続いてほしいです………！更新楽しみにしてます！ (2022年9月24日 18時) (
レス) @page47 id: 3e63e5a771 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 天才か？？？好きです。 (2022年4月4日 21時) (レス) @page47 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 更新たのしみにしてますっ！ (2021年9月10日 16時) (レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 惚れた、、、フロイドくんやっぱりすき、、、更新楽しみにしてます……！ (2021年8月26日 0時) (レス) id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2021年8月1日 22時
