その監督生、よく落ちる。2【ツイステ】 (ページ24)

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トランプ兵の情報網ページ24

リドル先輩の提案で、次に狙われそうな生徒を

こっそり警護して、事件が起こったら犯人を追跡＆確保…となった。

で、どうやって生徒に当たりをつけるのか

という話になったのだが。

ケイト「実は、選手候補の中で「こいつは狙われそう！」って生徒何人かに

もう目を付けてあるんだ～

マジカメのメッセで情報共有するから、グループ作るね。

グループ専用のアルバム、見ておいて。」

と、いつも通りの軽い口調で言ってきた割に

ものすごい量の情報量だった。

その量に驚きつつも、ケイト先輩の情報をもとに

一人目の生徒の元へ向かうことになった。

一人目。鏡舎の鏡を潜り抜けた先にある

美しき女王の奮励の精神に基づく、ポムフィオーレ寮にて。

ケイト「けーくんチェックでは、三年生のルーク・ハントくんに注目だね。

金色のボブヘアー＆帽子がトレードマーク。」

リドル「ルーク先輩は、去年の試合でも活躍していた

優秀な選手…なんだけど、あの人はちょっと変わっているというか…」

デュース「お、あそこに座ってるのそうじゃないか？」

ポムフィオーレ寮内の談話室で、それらしい人を探していると

デュースが特徴にあっている人を指さした。

その先を視線で追ってみると

ハント先輩のほかに、物凄く綺麗な人と

どう見ても女の子にしか見えない、華奢な男の子が座っていた。

あの空間だけ妙に眩しい。

ルーク「ノンノン、エペルくん。

紅茶を飲むとき、カップの取っ手に指を入れるのは

エレガントではないよ。」

エペル「えっ…あ、はい…すみません。」

「はぁ…大会当日のメイク、悩むわぁ。

フェリシテ・コスメティックスの新作下地が気になってるのよねぇ…」

ルーク「はっはっは！

毒の君(ﾛｱ・ﾄﾞｩ・ﾎﾟｱｿﾞﾝ)、麗しのヴィル！

君の輝きは、化粧品の質で左右されるほど

淡くはないだろう？」

ヴィル「そんなの知ってるわよ。でも、もうワンランク上を目指すためには

手は抜けないでしょ。」

ルーク「いいね、その意識の高さ！

実にマーヴェラスだ！」

何というか、美への意識が高すぎて

全く話が入ってこない。

グリム曰く、自分が犯人ならこんな弱そうな人達は狙わない。と言い出したので

次のターゲットの元に向かうことにした。

ルーク「……bon courage…♪」

なんて、帰り際に眼が合ってそう言われたものだから

久しぶりに、少し恐怖を感じた。

『…ッ…何が弱そうだよ。』

エース「ん、どうかした？」

『別に…知らないほうがいいよ。』

狩人に射止められた心地がした。