その監督生、よく落ちる。【ツイステ】 (ページ35)

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何でもない日ページ35

皆さん、おはようございます。

昨日は、当然エースは寮に入れてもらえるはずもないので

またうちに泊まりました。

なぜかデュースも一緒に。

曰く、男女が2人で一つ屋根の下なんか認められるわけがない。

と、トレイ先輩に言われたようです。

お前らグリムって知ってる？

『エース、デュース…起きて。

今日パーティなんでしょ。』

エース「ん…お前相変わらず起床はや…おはよ。」

デュース「もうそんな時間か…起こしてくれてありがとうA。」

ケイト「俺もいるよー♪」

エース「わっ、びっくりした！」

エースとデュースを起こす直前に、2人を迎えに来たらしいケイト先輩を招き入れたのだ。

すぐに二人の準備を済ませ、昨日作ったタルトを持ってハーツラビュル寮に向かった。

ケイト「はぁ…Aちゃんが起こしといてくれて助かった。

昨日のトラブルで人手足りてなかったから、急いで来てほしかったし。」

『……トラブル、ね。』

　

　

「おーい、やっと来た。待ってたよーオレくん！」

【速報】ハーツラビュル寮にもう一人ケイト先輩がいた。

どうやらこれがケイト先輩のユニーク魔法らしい。

昨日倒しても復活し続けたのは、この魔法のせいだったのか。

ケイト「遅れたら首をはねられちゃう。

人手が足りないから、みんな手を貸してよ。

終わったら、リドル君のとこに案内してあげるからさ。」

要はまた薔薇を塗れということだ。

昨日までの私とは違う、17本ずつなら赤くできることが分かったし。

デュースとグリムも慣れたのか、薔薇はすぐにすべて赤くなった。

ケイト「じゃ、リドルくんのところに行こっか。」

…何事もなければいいんだけどな。

あれから急いでパーティ会場に向かい

着いた頃には、パーティが始まる寸前だった。

「我らがリーダー！赤き支配者！

リドル寮長のおなーりー！！」

「「「リドル寮長、ばんざーい！」」」

リドル「うん。庭の薔薇は赤く、テーブルクロスは白。

完璧な『何でもない日』だ。

ちゃんとティーポットの中に眠りネズミは入ってるんだろうね？」

トレイ「もちろん。もしもの時の鼻に塗るジャムも万全です。」

リドル「よろしい。」

何がよろしいのか全く分からなかった。

どういうパーティだ、おとぎ話か。

『あの人…いつもと服が違いますね。』

ケイト「かっこいいっしょ、ハーツラビュル寮の寮服！

パーティの日は正装って決まってるからね、ということで君たちもお着換え！」

何故僕まで寮服を着せられたのかはツッコまないからな。