その監督生、よく落ちる。【ツイステ】 (ページ25)

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先輩襲来ページ25

事が一旦落ち着いたということで、食事に戻ることにした。

デュースには誠心誠意謝った。

なんかキラキラした目で見られたけど、気にしないでおこう。

『騒いでごめんね…』

エース「まぁだ言ってら…」

デュース「何度も言っているが、大丈夫だ。

少し…いや、かなり驚いたが。」

グリム「つーか、お前なんで何も食べてないんだゾ？」

『…？食べてるよ、エースに貰った飴。』

エース「いやいや、いくらお前が女だからってそんなんで足りるわけないじゃん。」

『食べない日とか普通にあったし…』

エース「……お前、明日から毎日俺らと昼飯一緒な。

夜は、食える時は一緒。」

『え、わかった。』

エース「…あと、嫌なことは嫌って言うこと。

何もかも受け入れることが普通じゃないから。わかった？」

『わかった。』

デュース「普通を引き合いに出されるとこうも素直になるのか…」

そのままエースたちと雑談を続けること数分。

僕たちが座っている席の近くに

2つの影が差した。

ケイト「やっほ～一年生諸君、今朝ぶりだね♪」

「さっきものすごい騒ぎになっていたが、大丈夫か？」

その正体の片方は、今朝僕たちを利用して薔薇を塗らせたダイヤモンド先輩。

もう一人は、アイビーグリーンの髪、マスタード色の目。

黒い眼鏡をかけた、目元にクローバーマークのある人だった。

ダイヤモンド先輩と一緒に居るのを見ると、三年生だろうか。

エース「げっ…アンタは今朝の…」

『こんにちは、ダイヤモンド先輩…と、どちら様でしょうか。』

「あぁ、初めまして。俺はトレイ、トレイ・クローバー。

ケイトと同じく、ハーツラビュルの3年だ。

君はオンボロ…使われてなかった寮の監督生のA…だったか？

うちの1年が迷惑をかけてすまなかったな。」

『…迷惑かけたの、僕の方ですし。』

エース「そうっすよ。で、多分これからも迷惑かけるのはコイツ。」

『ちょ、頭掴むな。』

エース「撫でてんの。」

ケイト「…やっぱいちゃついてるよね、二人とも。」

トレイ「あはは、仲がいいなお前ら。」

エース「いちゃついてねぇっての！…って、ちゃっかり隣に座ってるし。」

ダイヤモンド先輩は僕の隣へ、クローバー先輩がその隣に座った。

正直ダイヤモンド先輩は得意なタイプじゃないし

気持ちエースの方に肩を寄せておこう。

エース「近くね。」

『気のせいだよ、気のせい。』

ケイト「…二人って、もしかしてもうそんな関係に…」

『「違います。」』