グッドタイミングのお時間 ページ49
吉良「…ッチ、いい加減に…！」
『え、ちょ…！？』
これはやってしまいましたね
さっきまでは座った状態で覆いかぶさられてたんですけど、今となっては私の視界はヒロトと天井ですね
これはやってしまった
『退いていただけないでしょうか』
吉良「俺、お前好きだけど
その舐め腐った態度だけは気に食わねぇんだよ」
『いや知らんけど…』
今のうちに何が「やってしまった」のかを言っておくと
吉良「俺をもう二度と見下せねぇようにしてやるよ」
あれ、なんでこんなに緊張してるんだ私
こんなの自分で何回もやってるじゃないか、慣れてるはず…だ
なのに何で……じゃなくて
この状態だと、いきなり人が入ってきたときにヒロトを突き飛ばせないんですよ
言い訳不可能なわけですね
『ヒロト、やめ……』
灰崎「おい、俺部屋にスマホ忘れ……」
そうそう、こんな感じ…で…
『うわぁぁ！？』
吉良「うわっ！？」
前言撤回
普通に突き飛ばせましたわ
灰崎「…急に出てけってお前……そういうことか」
『違う！誤解だ灰崎！！』
灰崎「悪かったな、邪魔して」
『待って、お菓子あげるから待って！！』
灰崎「お前ら、仲良かったもんな
あぁ、氷浦には俺から言っといてやるから」
『その優しさいらないから！
あと何故1番教えちゃいけない人に教えるの！？』
全力で灰崎を引き止めること数分
ようやく諦めて、私の話を聞いてくれた
『いいか、タツヤくんから話は聞いてると思うけど
お前らが仲悪すぎるから、一旦離して生活させるっていうだけだからな
決して私がヒロトと同じ部屋がよかったとかそういうのじゃないから、なんならタツヤくんの方がいいし』
灰崎｢お、おう…｣
『私とヒロトはそういうのじゃないから、いいな！』
灰崎｢わかったよ…悪かった
あ、せいぜいそこのちゅるちゅる頭に襲われねぇようにな｣
『はぁ…？なんで私ヒロトに襲撃くらわなきゃ行けないの？
ヒロト、お前私を殺したいのか？』
灰崎｢…？基山のやつがこれを言ってこいって言ってたが、そういう意味だったのか｣
吉良｢…うるせぇガキども｣
さっきから妙に大人しいなあいつ
襲撃失敗したから……って私まだ警戒しなきゃいけないのか
吉良｢出てけよ灰崎｣
灰崎｢ハッ、言われなくても出てくよ｣
部屋を出ていった灰崎
『…ヒロト、突き飛ばしてごめんね』
吉良｢別に…俺も、悪かったし｣
『私ヒロトに命狙われるようなことしたかなぁ！？』
吉良｢襲うの意味違うんだよガキ｣
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和樹 - すごく面白いです！これからも楽しみにしています (2019年8月5日 15時) (
レス) id: d4c0802bc3 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - いつも楽しみに読んでいます！これからも頑張ってください！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ - すみません。字違えました。 (2019年6月18日 19時) (レス) id: 5f6a7cbdab (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ - アレス完結ですね！凄く面白がったです！！オリオンも頑張ってください！！！ (2019年6月18日 19時) (レス) id: 5f6a7cbdab (このIDを非表示/違反報告)
名無しの妖怪(プロフ) - アレス完結おめでとうございます！これからも自分のペースで、更新頑張ってください。 (2019年6月16日 23時) (レス) id: 6c6e64c690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年5月18日 21時
