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一織の話を聞いて、五十嵐にとある考えが浮かんだ
『わかった、黙っててあげる』
｢ありがとうございます、四葉さんに知られたら日を跨ぐより先に広まりますからね｣
『たっくん拡声器か何かなの……
ただ、その代わりね……』
｢……何か要求する気ですか｣
『その通り！察しがいいね和泉！』
笑顔で和泉を見つめる五十嵐
そんな五十嵐に対して一瞬で嫌悪感を覚えた和泉
｢…何をすればいいんですか｣
『和泉の時間を頂戴』
｢はい？すみませんが物体としてこの世にあるものにして頂けませんか｣
『もうちょっと言葉の意味を汲み取れよー
今度私と遊びに行こう！どっかに！』
｢さっき言いましたよね、私アイドルをしているんですよ
そんな時間あるわけ……｣
『和泉一織なんてアイドル聞いたことないけど…まだまだ駆けだしってとこでしょ？
Re:valeとかTRIGGERなら忙しくてそんな暇ないだろうけど』
五十嵐の発言に納得してしまった一織
｢…わかりました……いつですか｣
『明日！』
｢明日！？いきなりですか！？｣
『ご予定は？』
｢特にありません……わかりました｣
『じゃあ決まりねー……って、なんか忘れてる気がする……』
五十嵐が頭を抱えていると、五十嵐の携帯に着信
『ラビチャ……たっくんからだ…あ！』
｢どうかしました？｣
『今日たっくんと遊ぶ予定だったの忘れてた』
｢よかったですね、四葉さんも忘れてたみたいですし｣
あの時に遊ぶとか言ってなかったと思い出した
『ホントだよ……で、和泉は帰らなくていいの？』
｢貴方のせいでこんなに遅くなったんです｣
『ごめんて…わかった！送って行ってやろう！』
｢結構です。何ですか、女の子に送られる男って｣
『遠慮すんなって！』
押し負け、結局送って貰うことに
『へぇ、寮生活してるんだ』
｢はい、IDOLiSH7の全員で｣
『IDOLiSH7…？それ昨日妹が言ってた気がする』
｢妹さんはいろんなものに興味を持たれているんですね｣
『飽き性だけどね』
寮の前に着いたところで、五十嵐に電話がかかってきた
『はい、もしもし……って、妹かよ。何だ？』
一織は電話をしているうちに寮に戻ろうと、五十嵐に軽く会釈をして寮の扉を開けた
[今日一緒に｢キミと愛ドリッシュないと｣のアーカイブ見るって約束したでしょ！！]
と、叫び声が携帯から聞こえてきたのはそんな時だった
寮の扉は開いている
メンバーにこの声は筒抜けだ
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あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
