Don‘t like30 ページ32
一織side
私と…初めて話した日だ…
可愛いって…あの人バカなんですか
「この日からほぼ毎日書いている…」
＜5月21日
昨日和泉の弱み(笑)を握ったおかげて今日は和泉と遊んだよ〜
久しぶりにゲーセンで遊んだの楽しかったな
テラスで見た星がすごく綺麗だったけど、ちょっと寒くて体調悪くなりそうだった…危ない
和泉には…友達には気づかれたくないから、頑張って隠します＞
＜6月2日
校外学習で和泉に変なこと聞いちゃったなー
好きじゃないって答えられて安心した
和泉が私の事好きだと、和泉が悲しい思いしちゃうからね＞
「そういうことだったんですか…
好かれてなくて喜ぶなんて頭おかしい人だと思いましたけど…」
＜6月30日
和泉がめちゃくちゃ落ち込んでた
なんか和泉が元気ないと嫌だなーと思ってカラオケに連れてきてみました
あんなに泣くとは思ってなかったけど…
でも、なんか…その…和泉に感情移入しすぎかな〜
…今になって死にたくないなって思っちゃう＞
日記に普通書かれるはずのない「死」という単語に視線が離れなくなる
「…これ以上は読みたくない……五十嵐さんに返しに行こう…」
そう思って席を立ちあがると
「なぁ、和泉…ちょっといい？」
クラスメイトが話しかけてきた
持久走のときの生徒と同じだ…五十嵐さんを校外学習の班に誘っていた人…
日記帳を隠して、応対する
「はい、大丈夫です」
「お前ってさ…五十嵐さんと付き合ってんの？」
「…はい？」
「一緒に買い物行ってたり、カラオケ誘われてたり
校外学習だってお前誘うために俺断られたし…」
「あれは私を利用しようとしてただけのようですよ
付き合ってません」
「…そっか！よかった！
俺今から五十嵐さんに告白しようと思ってるんだ…応援してくれる？」
「…そうですか、頑張ってください」
私がそう言うと、お礼を言って教室を出て行った
…何で、嫌な気分になっているんだろう
もう帰ろうと思い、校舎を出ようとすると
昇降口で五十嵐さんと先程のクラスメイトを発見した
近くに隠れて、その会話を聞く
「えっとね…五十嵐さん、俺君の事が好きなんだ…
俺と付き合っ…」
『ごめんなさい、私は貴方の事よく知らないから』
思ったより真面目に断るようだ
というか、早く帰らせてほしい
「…何で」
『貴方の事好きじゃないから。じゃあね』
「…じゃあ和泉のこと好きなの？」
…なんで極端な人ばっかりなんですかね、私の知り合いって
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あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
