I don't like＿＿【アイドリッシュセブン】

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一織side

私たちアイドリッシュセブンの活動も忙しくなり、中々学校に来れない日が続いた

私が来ても、五十嵐さんがいなかったりと会えないことが多かった
その分会った時の五十嵐さんはうるさかったですが…

会った日も特に何も無い日が多くて、今日もそんな日だった
今は放課後、教室には一部の生徒しかいなかった


「五十嵐さん、今日は一段と体調が悪そうでしたけど…」


『季節外れのインフルエンザだったり』


「移さないために今すぐ帰宅してください、さぁ早く」


『冗談だよーって、押すなぁ！』


「そうじゃなくても帰ってください
これ以上体調を崩されても困ります」


『不器用な心配の仕方だな！しょうがない帰ってやるよ、じゃあな！』


「はい、また明日」


手を振って彼女を見送る
それを見た五十嵐さんは驚いていたけど、すぐに笑顔になって手を振り返してくれた


「…あれ？これって五十嵐さんの…日記帳ですよね…」


彼女の机の上には、彼女が持っていた日記帳があった
1年間は書いていると言っていた日記の中身が気になる…


「勝手に見るのは失礼ですけど…あの人ならまぁいいでしょう」


五十嵐さんに対して失礼なことを思いつつ、日記帳を開く


「…本当に1年前から書いてるんですね」


＜3月14日
ホワイトデーにまさか日記帳を貰うとは思ってなかったなー
私の友達何考えてんだろ、まぁ3日ぐらいで飽きる気がするけど書いてみようと思います＞


「思いの外真面目ですね…3日で飽きてないですし」


＜3月16日
昨日書き忘れたんだけど
3日どころの騒ぎじゃなかったよね、1日で忘れたよ
今日は友達と遊んだよ〜最近風邪気味です＞


「…飽きてるじゃないですか……」


そこからは書いてあったり書いてなかったりで、思い付きで書いてるんだなーと思ってみていると
少し気になる日記があった


「5月20日、今日は病院に行きました…？」


＜友達になんて言ったらいいのかわからない
言わないほうがいいのかな…だって、日本じゃ治療できない病気だなんてどう説明したらいいの…？

これから日記書いても暗くなりそうだからしばらくお休みですって、誰に言ってんだろ＞


思わず日記を落としてしまった
…風邪気味じゃなくて…病気…だったんですか…あれは
続きを読まないといけない気がした

次の日付は1年後の5月


＜5月20日
今日はクラスメイトの和泉と話してみたよ
日記1年ぶりだー！あいつ生意気だけど可愛いね＞

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