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五十嵐side
校外学習から数週間後
体調不良も今日は何ともなく元気である
『和泉ーたっくんおはよう！』
「らっしー、今いおりんに話しかけないほうがいいかも…」
『どうして？何かあったの？』
水族館で話したことのせいだとは思いたくないけれど
いつも読んでいる本すら読まずに俯いている和泉がいた
「実は昨日な、ミュージックフェスタってのに俺たち出たんだけど…」
『あーごめん…私寝てたから見てないわ…』
「うん…らっしーが見てなくてよかった…
いおりんな、昨日のミューフェスで歌い忘れちゃったんだ…それで、アイドリッシュセブンのデビューも先延ばしになった…」
『…妹が朝から元気なかったのそのせいかな……あの子、和泉兄弟が好きらしいから』
「それだけじゃない！…俺、MEZZO"で活動することになった」
『…アイドリッシュセブンじゃなくなるってこと？』
たっくんは泣きそうな顔をしていて…ふざけたことを言える雰囲気じゃなかった
「違う！俺とそーちゃんはアイドリッシュセブン…だけどMEZZO"なんだ…
今MEZZO"めっちゃ忙しくて…今日俺午前中で帰らなきゃいけない…」
『そ、そっか…がんばってね』
「うん、頑張る…だかららっしー
いおりんのこと、頼む」
私の眼を見てそう言ったたっくん
頼むって…何すれば…
「いおりんの話を聞いてあげて…お願い、らっしー」
『わかったよ。たっくんは安心してそーちゃんって人と仕事してきてね』
和泉と一言も話すことなく昼休みまで進み、たっくんは早退してしまった
『いーずみくーん』
「…すみません、今はちょっと放っておいてください」
『そうはいかないなーたっくんに「いおりんを頼む」って言われちゃったし』
「四葉さんが？」
『うん、昨日のミュージックフェスタってやつでやらかしたんだって？』
私が質問すると、わかりやすく顔を歪ませた
「…やめてください」
『ここで泣きたくない？』
「なっ…なんでそんなことまで…四葉さんに聞いたんですか？」
…なるほど、失敗した後泣いたんだなこいつ
『聞いてないけど、今の和泉の反応で昨日泣いたってのだけ察した』
「あ…」
『珍しく墓穴を掘ったな和泉ー
そんな和泉くんに質問です、本日のご予定は？』
「…残念ながら特にありません」
『じゃあカラオケ行こう、今日！』
「貴方は何で全てが急なんですか」
こいつのことだから、人がいるところじゃ弱音は吐かない
なら、個室に連れ込む
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あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
