Don‘t like16 ページ18
翌日、学校にて
「らっしー、昨日いおりんと何処行ったの？」
『近くにテラスがあるショッピングモールあるでしょ？あそこ』
「あー！俺そこ知ってる！いいなー俺も行きたかったー！」
『今度はたっくんと行こうかなー』
「マジ？行く！絶対行く！」
相も変わらず五十嵐と四葉の仲は良く
それをクラスメイトは子供を見るような目で見守っていた
「五十嵐さん、四葉さん、私の席で話すのをやめてください」
『和泉おはよー』
「おはようございます、今すぐ私の席から離れてください」
『いいじゃん、友達なんだから』
五十嵐の言葉を聞いた四葉は一織を輝いた眼で見つめ
「おぉー！ちゃんと友達になったんだな、いおりん！」
「なってません」
『昨日友達だって言ってたじゃん！』
「あれは、そう言わないと貴方一人で帰ったでしょう」
『友達という言葉を乱用しやがってー！許さんぞ！』
持っていた本で軽く一織を叩く
「…何するんですか」
『私に嘘を吐いた罰です』
「やり返します。四葉さん、何か重たいもの貸してください」
「え、いおりん何する気…？」
「五十嵐さんを殴ります」
『友達じゃない割にはそういう感じで突っかかってくるのね！？』
一織が四葉から受け取った本で五十嵐を殴ろうとしていると、授業が始まった
『助かった…』
「悪運はいいんですね」
『ひぃ…殺意の眼だよそれは…』
授業が始まってすぐ、教師が説明を始める
「もうすぐ校外学習があるから、今から自由散策の班決めをする
小学生じゃないんだからとか思ったやつ、俺もだ安心しろ
男女2人ずつの4人組なー」
自由に班は決めていいらしく、教室内は騒々しくなる
友達同士で組むものが大半
『和泉、たっくんと組まないの？』
「四葉さん、その校外学習の日は仕事が入っているので来れないそうです」
『和泉は？』
「オフですけど」
『ふーん…』
興味を無くしたのか、五十嵐は友達と班を組みに行った
「(組むような友達もいませんし…余った班に入るくらいですかね…)」
横目で五十嵐を見ると、女友達と男子と組む約束をしているのが見えた
あと一人で決まるらしい
「五十嵐さん、一緒に組まない？あと一人なんでしょ？」
クラスメイトが五十嵐を誘っている
『あーごめん！あと一人はもう決まってるんだ！』
クラスメイトの誘いを断り、あと一人の名前を呼んだ
『おーい！いーずみくーん！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あー - 一織かっこよすぎ！凄く感動しました！！これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます！一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2019年4月1日 15時
