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一織side

授業が始まった
私達はバスケの授業だが、先生が不在のため自主練習


「いおりん、一緒に練習しよ」


「はい、いいですよ
と言っても……ほとんどの生徒が雑談をしている中で練習ですか…」


周りに真面目な人はあまりいないらしく、雑談をして時間を過ごす生徒が多いようだった


「おーい!今からグラウンドに行くんだって!
女子と合同で持久走やるらしいぞ!」


1人の生徒の報告で、グラウンドに移動する
中には不満のある生徒もいるようだが、サボるよりはいいだろう


「お、見ていおりん!らっしー走ってる!」


「そうですか、興味ありません」


「おーい!らっしー!」


四葉さんが大きく手を振ると、それに気づいた五十嵐さんが笑顔で手を振り返す


「ほら、いおりんも!」


「私は彼女とさほど仲良くもないんですよ
あちらに迷惑がかかります」


「そんなことねーって!あぁ…らっしー悲しそうな顔してる…」


「この距離で表情読み取るって相当目がいいんですね」


女子が走り終わり、一部の男子と残りの女子がトラックに向かっていった
四葉さんは走りに行ってしまったから、今は私1人だ


「(1人と言ってもどうせ彼女が来るんでしょうけど)」


そう思って、五十嵐さんから逃げるために辺りを見渡し彼女を探していると

ふらふらとした足取りで、校舎に戻っていく彼女を見つけた


「……息の上がり方がおかしい」


心配になった訳では無い
でも、このまま放っておいたらいけない気がして追いかけた





「いおりーん!らっしー!俺速かっ……て、いねーし…」


「どうした環?」


「らっしーといおりんがいない!」


「和泉は知らねぇけど、五十嵐ならタオル忘れたから取ってくるって言ってたぞ」







五十嵐さんを追いかけて校舎の中に入った
教室に向かったのかな…

教室に近づいたところで、教室の中から大きなもの音が聞こえた


「何事ですか!」


驚いて中に入ると


『はぁ…はぁ……ゴホッ……はぁっ…』


持久走を走った後とはいえ、おかしなくらい息の上がった五十嵐さんが壁に寄りかかっていた


「五十嵐さん…!?どうしたんですか?」


『い、ずみ……なん…で…』


「ふらふらしながら校舎に入っていく貴方が見えて……息がおかしかったから何かあったら大変だと思って」


『心配……してくれたんだ…ゴホッ…大丈夫だから』


「どこがですか!顔色も悪いし…汗の量が尋常じゃないですよ

何かあるなら言ってください」

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あー - 一織かっこよすぎ!凄く感動しました!!これからも頑張ってください! (2019年4月28日 22時) (レス) id: f61b58d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
天空の巫女(プロフ) - 1.9さん» ありがとうございます!一織のキャラいまいち掴めてなかったので心配でしたが、そう言っていただけると嬉しいです! (2019年4月3日 9時) (レス) id: 65781b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 一織最高…!とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます!頑張って下さい (2019年4月3日 8時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2019年4月1日 15時

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