【文豪ストレイドッグス】人虎と変人と理想主義者に囲まれてるので助けを求 (ページ36)

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～『太宰さん…話があります』太宰「何だい？(この雰囲気…まさか……)」『私……気づいちゃったんです』太宰「…うん」『私のプリン食べたの太宰さんですよね』太宰「クソッ…バレたか……」～ページ36

「先日はありがとうございました。そればかりか、昨晩はご邸宅にお泊めいただきまして…」

中島「どこに泊まったんですか？」

太宰「うち！」

『よぉし太宰、歯ぁ食いしばれ』

太宰「待ってどうしたのA！？」

『まぁ、太宰さん殺害計画は明日に持ち越しますか』

太宰「明日と云わず忘れ去ってくれ、でもAに殺されるなら……」

『殺すのは国木田さんですが』

国木田「任せておけ」

太宰「待って」

美人さんが苦笑いをしていたので太宰さんに安全ピン刺して逃げてきました

太宰「佐々城さんは日ごろから貧血でよく倒れるらしいんだけど、事件の日に気を失ったのもそれが原因だね…安全ピン痛いんだけど」

『抜けばいいのに』

太宰「君が「抜いたら…わかってますよねぇ？」とか云わなければ既に抜いてるのだよ」

『当然では？』

太宰「うるさいよ」

安全ピンは後で抜いておきます

国木田「お前はああいう女性が好みか？」

太宰「私は女性は皆好きだよ？でも佐々城さんは、頼んだら一緒に心中してくれそうで良いなぁ。
国木田君こそどうなの？ああいうタイプ」

『いいですか敦、これが数々の女を泣かせてきたセリフだよ』

中島「勉強になります！」

太宰「勉強しないで？」

『まぁいいや。で、どうなんですか？』

国木田「事件の被害者にして証人。それだけだ」

『理想の女性ではないと…なるほど』

太宰「そうだ敦君にA、読む？理想の女性像」

国木田「貴様、いつの間にすった!?」

『うわぁ……これは』

中島「これはいくらなんでも…」

国木田「何か問題あるか？」

中島「いえ…非常に共感できる理想だとは思いますが…」

『一寸引いた程度です気にしないでください』

国木田「気にするわ！！！」

『身代わり人形、太宰治を召喚！！！』

太宰「待って！？」

樋口さんが来た時連れていかれた部屋が呼んでるよ太宰さん

国木田「俺の話は良い！誘拐の話だ！何か気づいた事は？」

太宰「この新聞の写真…国木田君がなかなか男前に写ってる。せっかくなら、もうちょっと色気のあるメガネにしておけばね…

こんな地味なメガネ、華のある私のような者しか似合わないよ？」

『うっわイケメン』

太宰「だろう？私に惚れてもいいんだよ？」

『メガネ外した国木田さんが』

太宰「クニキダクゥゥゥン」

国木田「うるっさいわ！！！

俺には詐欺師にしか見えんがな。ん…？待てよ…行くぞ。犯人が分かった」