【文豪ストレイドッグス】人虎と変人と理想主義者に囲まれてるので助けを求 (ページ23)

今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:60,748 hit

～『1年生になったぁらー1年生になったぁらー』太宰「美女と心中します」『心中しようとしてる太宰さんを殺しに行きます』～ページ23

中島side

『巻き添え…？その人敦を護ろうとしたんだけど？其れを巻き添えって…ハハッ…何それ…』

中島「Aさん…？」

Aさんの様子がおかしい
感情が無くなったみたいだ

芥川「これは……まさかッ」

樋口「先輩、これは…？」

芥川「間違いない…僕は知っている……これは」

『異能力＿＿意思灯籠＿無(ゼロ)』

中島「無…！？」

『怒りを通り越してもう何も考えられないよ……久しぶりだね…無感情のボク』

「無」を発動している間のAさんはAさんらしくなくて

炎でも氷でもない、全てが混ざったような球体が舞っている

芥川「くっ……強い」

樋口「先輩！！」

芥川「此処は退け樋口！！お前では勝てない！！」

樋口「しかし……！！！」

芥川「こうなってしまった代継さんは僕は愚か、ポートマフィア全員でかかっても抑えることはできない…早く退け！！」

『にーがーさーなーい…よ？』

怖い、僕が狙われないとわかっていても逃げ出したい…！！

確実に芥川にヒットしていた其の攻撃は…

何故か僕へと向かってきていた

『あ…ミスった』

中島「うわぁぁぁぁ！？」

僕に当てても何も感じていない…
これが「無」……何も思わないAさんの非情な部分…

僕の意識はここから無い
つまりNosideです回りくどくてすいません

『あーあ…まぁいっか』

芥川「太宰さんの云った代継さんの蒼い目……無の発動の特徴」

『よく知ってるね……でも、死んじゃったら知ってても意味ないよね……

サヨナラ』

Aが全力で技を放とうとした時だった

太宰「はーい、そこまで」

邪魔が入った

『……だ、ざい……さん』

太宰「「無」の発動中だったんだ…気絶しちゃった」

樋口「何故ここに…」

太宰「美人さんの行動は気になっちゃう性質でね。こっそり聞かせてもらった」

太宰が樋口を心中に誘っているときに仕掛けたものだった

太宰「起きなさいよ、敦君～
私4人も背負っていきたくないよー？Aは善いけど」

起きる気配はない

芥川「太宰さん、今回は引きましょう。しかし人虎の身柄は必ず、僕らポートマフィアが頂く」

太宰「なんで？」

芥川「其の人虎には闇市で懸賞金がかかっている。賞金の額は70億…」

太宰「では、武装探偵社と戦争かい？やってみたまえよ、やれるものなら」

芥川「僕らは其の人虎だけでなく、代継さんも奪ってみせる」

太宰「其れこそやらせるわけにはいけないなぁ」