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会場に着き、いつものようにウォーミングアップをする。
様子を見ながら美穂子先生がアドバイスしてくれる。
今日は行けそうな気がする。
昌磨からの言葉もあったのかもしれない。
でも心の中で密かにそう思った。
名前がコールされる。
ここ最近はこの瞬間が大嫌いだった。
会場中に自分の名前が知れ渡って、ひどい演技をして何か言われるのが嫌だった。
でも今日は不思議と心地よかった。
コンビネーションの確認をしてからポジションにつく。
私の因縁リンクでの戦いが始まった。
私は次の日
観客の悲鳴があがる中キスアンドクライで涙を流していた。
ショートは73.12で2位発進。
あの日いけると思ったのは思い違いではなかったのだ。
次の日のフリー。
グランプリシリーズ2年ぶりの優勝、そして表彰台をかけてたたかった。
私の結果は
またしても惨敗の7位に終わった。
私はまた自分に勝てなかった。
プレッシャーに押しつぶされた。
私の夢はやっぱり叶わないのかとそう思った。
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翔夏(プロフ) - まちさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですがよろしくお願いします! (2019年4月2日 20時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - あと一歩表彰届かないところがリアルでした!面白いです。続きが気になります。 (2019年3月31日 18時) (レス) id: fade814303 (このIDを非表示/違反報告)
翔夏(プロフ) - かなさん» 先ほど気づいて修正しました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年3月4日 23時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月4日 23時) (レス) id: d5d073bdf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔夏 | 作成日時:2019年3月4日 23時