待つ宵

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酷評される韓国の練習生達と、サプライズで登場し、絶賛された日本からの刺客treasureJ。






最初から緊張感漂う練習室で、個人の力量を見せ合う対決の火蓋が切られた。





最初から対決は白熱だった






震える手でマイクを握りしめ、自ら殻を破ったジュンギュに、唯一無二な低音ボイスで周りを驚かせたハルトさんの対決から始まり、






圧倒的な才能のぶつかり合いになったイェダムさんとジョンウさんの対決まで、




自然と口が開いていて目が離せなくなるくらい惹き込まれた。












個人戦が終わり、間を挟んでチームでの実力発表をすることになった。




私の役割もひと段落かなと思い、練習室を出ようとすると、私を社長が手招きする。





不思議に思いながらも近づくと、チームごとに休憩していた練習生たちの気を引くように社長が手を叩く。



みんながいっせいにこっちを見ると、たまたまジュンギュと目が合って、ジュンギュが嬉しそうに笑うからこっちも顔が緩む。
横のヒョンソクさんにド突かれて慌てて表情を戻したジュンギュから目を離すと





ヤンサ「MIXNINEに出ていたから知っている人もいるかもしれないが、うちの練習生のAだ。





今回Aがこのオーディションにいるのはお前たちのプレデビュー曲を作ったのがここにいるAだからだ。






Aにはこのプレデビュー曲の全てを担ってもらう。












あと…、






Aにはデビューメンバーの選考にも携わってもらう」








その言葉に耳を疑った。

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