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ジフン「何を口実に誘っても休みの日に外には出ないし、練習が終わったら真っ先に家に帰るし、部屋から出てこないし、1人がいいっていうし
でもそんなジュンギュがAに会いに外に出るし、練習が終わったらAに会うために会社に残って、Aから連絡が来たら嫌な顔もせずにAのこと待って会うってことは
Aはジュンギュにとって、信じられないほど大切で、特別なんだよね、確かに…」
その言葉で堪えきれず涙がこぼれた私に気づいたジフンが話を止める。
ジフン「俺が泣かしたみたいじゃんか、やめてよジュンギュに怒られるよ〜」
ジフンが指で私の涙を拭いながら
ジフン「確かに、2人のうち片方でも両方でもアイドルになったら、最初にバレた時はきっと会社からも世間からもものすごく反対されると思うよ。
でも2人で精一杯の誠意を見せればだんだん認めてくれるようになると思うよ?」
そう言ったジフンの言葉はものすごく説得力があるように聞こえて余計に涙が止まらなくなって、私の小さな泣き声が非常階段に響いた。
ジフン「泣くなよ〜」
と言いながら相変わらず私の涙を拭うジフン。
涙を止めようと思っても、一度出始めた涙は一向に止まらなくてジフンの手を濡らし続けて、
しばらくそのままでいたら
「何してんの、ジフナ」
少し怒りを含んだ声が聞こえる。
ジフン「やっと来た。何だよ。慰めてあげてたの。
もうヒーローは交代。
ヒーローって必要な時に現れて、終わったらそそくさと退散するんだよね。
次はジュンギュの役割だよ。」
そう言ってヒラヒラ手を振って非常階段の出口の扉を開けて出ていったジフン。
ジフンには少し不機嫌な声で話していたので怒っているのかなと思い、ジフンを追っていた目をジュンギュに向けると
見たことないほど優しい顔をしていた。
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カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時