奇跡の少女

・ ページ35

数週間後




カメラマン「こんにちは。よろしくお願いします。」




A「よろしくお願いします！」






カメラマン「練習風景を撮りたいのでいつもの様に練習して下さい。」






A「はい！」





いつものようにかばんからスケート靴を取り出し、慣れたように履く。








そんなところも撮られていて少し恥ずかしい。







でもリンクに入ってしまえばもうカメラのことなんて忘れていた。







いつものように何度もジャンプに挑戦して何度も転ぶ。







ゆづくんと話したり、華音にちょっかいを出したりしながら練習を進める。







最後の最後にリンクダッシュをしてからリンクから上がる。







リンクから上がり靴を脱ぐとカメラマンの人がインタビューをしたいと話しかけてくる。





A「はい。どこでやりますか？」




カメラマン「出来ればリンクサイドでやりたいんですけどいいですか？」




A「分かりました。上着持ってきます！」






と言ってロッカールームへ向かう。







かばんから上着を取り出し、ロッカールームを出るとゆづくんが頑張ってーとひらひら手を振っている。






他人事じゃんと思いながら無視して立ち去る。








リンクサイドで待っているカメラマンの人と、プロデューサーらしき人のもとへ向かう。






A「お待たせしました。よろしくお願いします。」





と深くお辞儀をしてからインタビューが始まった。

インタビュー→←密着

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す