義勇さん好きもっと集まれ！義勇さん短編集〜 第２弾

一緒にお風呂に入ってみたら… ページ9

「ピーンポーン」

インターホンの音がしてすぐに義勇さんが出てきた。

義勇「待っていた、荷物は俺の部屋に置いてくれ。」

まだ制服を着ているからお風呂も入ってないのかな…。

まぁ私もすぐ来たから準備はあるけど入ってない。

(名前)「義勇さん、それではしばらく…お世話になります。」

荷物を部屋に置いて、リビングへ戻った私は

ペコリと義勇さんに頭を下げる。

すると義勇さんはクスリと小さく声を出して笑った。

義勇「世話になるのは俺の方なのにおかしなものだな。」

改めて考えて私も笑ってしまった。

夜ご飯には鮭大根を作った。

何度か作ったことがあるから、

義勇さんの好みの味も分かっていた。

義勇「そろそろ風呂に入らないと明日にひびくな。」

ふと食べ終えた食器を左手で運びながら言った

義勇さんにピクリと反応する。

(名前)「あの、義勇さん。そのことなんですが…。」

改まった私を見て、いつもより真剣な顔つきで

「どうした」と話を聞いてくれる。

(名前)「義勇さんが嫌だったらいいんですけど、

　 お風呂、一緒に入りませんか…！」

何を言ってんだ私は…！

違う、そういう意味で言ったんじゃないのに…！

義勇さんは見たこともないものを見たかのように

目を見開いて、驚いた。

義勇「…いや、嫌ではないが(名前)は大丈夫なのか？」

完全に勘違いしている義勇さんに、しっかりと伝えなおした。

手を怪我してるんじゃお風呂も不便だよね。

―in風呂―

(名前)「痒いところとかないですか？痛くないですか？」

義勇「あぁ。むしろ気持ちがいいくらいだ。」

うぅ、気を抜いたら恥ずかしくって気絶しそう…。

ちなみに義勇さんの下半身にはしっかりとタオルを、

私は学校の体操着とその下に去年の夏、

義勇さんと一緒に海に行ったときに来ていたビキニを着ている。

私たちまだ高校生なのにこんなことして大丈夫なのかな…。

(名前)「手、結構腫れてますね。

　 痛くないように洗いますから手、見せてください。」

スっと差し出された右手を優しく優しく、

陶器を扱うように手にボディーソープをつけ洗った。

(名前)「よし、あとは湯に浸かるだけですね。

　 それでは私は退散するのでごゆっくりどうぞ〜。」

そう言って立ち上がろうとするが

グイっと腕を引かれる。

「わぁ！」

「バシャーンっ！」

鼻が痛い、体が温かい、体操着が体にはりついた。

私は義勇さんと一緒に湯に浸かっていた。

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義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

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