あなたの本当の優しさ【時透無一郎】【鬼滅の刃】

第参拾弐話　異能の鬼※ ページ34

Aside

何だろう、これ。感じたことがない...。どうしてなの？黒子さんは人間なはず！...遠くから操る血鬼術？黒子さんが鬼と手を組んでいた？...ダメだ。何も考えられなくなるくらいに頭がくらくらする...。

A『どう...してっ！ハァハァ...。』

小春「カァーーー！」

A(小春...。)

黒子「Aさん、ごめんなさい。」

A『えっ...？ハァハァ...。』

黒子「もう少しの辛抱です。もう少しであいつが来ます。その状態ならあなたは戦えませんよね？...さようなら。」

鬼「よし、鬼狩りだな。黒子、お前はもういい。」

黒子「...はい。」

鬼「鬼狩り。今からお前を喰う。だがその前に、体で俺を満足させろ！」

黒子「...今からですか？」

鬼「そうだ。お前はせいぜい見ていろ！絶対に動くな。さもないと同じことをするからな？」

鬼「ふっ、こっちに来い。」

A『何なん...ですかっ...？ハァ。』

鬼「お前の体には今、高濃度の毒が回っている。体は正直だ、そのうちに堕ちる！」

そう言うと鬼は私の隊服を引き裂いていった。

A『辞め...てくださっ...いっ！』

鬼「ハッ！辞めるわけないだろう！」

そして、私の体をなぞるように触っていった。すごく気持ちが悪い。でも、毒のせいで快感に変わってしまう。...これが無一郎さんだったらいいのに。

A『ふっ...。ん...。』

鬼「...まだその程度か。よく耐えられるな。お前の飲んだ毒はかなり強力なものだ。危機状態で、普通ならもう堕ちているだろう。」

A「我慢...しているのっ！ハァ...お前なんかにっ...堕とされてっ...たまるものか！私のっ...初めてはっ無一郎さんがっ...ハァハァ...いいのっ...！」

鬼「そんなこと言っても無駄＿＿＿」

無一郎「...ねぇ。僕のAに何してるの？今すぐAから離れて。」

A『無一郎っ...さん！？』

無一郎「Aはそこから動かないでよね。羽織でも羽織っておいて。」

A『はいっ...！』←羽織は無事だった。

...待って待って！あの会話も聞かれていたのかな？...だとしたら私、とんでもないこと言ってしまった...。初めては無一郎さんがいいだなんて...恥ずかしすぎる...。

無一郎「霞の呼吸 弐の型 八重霞」

鬼はひらりと身を交わした。

鬼「...柱か？速い。」

無一郎「だったら何？お前に教える筋合いはないから。」

鬼「血鬼術 甘月の光！」

黒子さんが！

A『森のっ...呼吸 肆...の型 紅葉のっ...北風！』

第参拾参話　黒子さんの策略※→←第参拾壱話　北北東のお団子屋

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