山田家の長女はある意味変人

8話 ページ9

寂雷「どういうことだい、四輝ちゃん？」


『その依頼者の人の話を聞いていると何となく
違和感があるんですよね。まぁ、私のただの感
なので気にしなくていいと思いますけど。』


何かこう……引っかかるんだよなぁ……。


『その……ストーカーをしている人が一二三さ……
ひふみんの熱狂的な客って言ってたんですけど
私から見たらその依頼者の人も同じような
感じに見えて。』


寂雷「と、いうと？」


『ひふみんの事を聞いているときのその人の
話し方があまりにもファンの人の反応と酷似
していて。だからそう思ったんですけど……。』


寂雷「なるほど。四輝ちゃんが思うならそうなのかもしれないね。その考えも頭に入れて
　 作戦を立てよう。」


私はストーカーをしていると言われていた女性について調べたことを言った。


『その女性はシンジュクのとあるマンションに
住んでいて、ひふみんのホストクラブにも
何回も通っているらしい。』


一二三「その子なら何回か指名されたことが
　 あるっすね！でもストーカーするような
　 子には見えなかったっすよ？」


『私もそう思う。とりあえず今日の明日にでも
その人に会ってくる。それで話を聞いてくる。』


寂雷「危なくはないのですか？仮にも
　 ストーカー被害を訴えられている女性ですよ？」


『そんときは……ね。』


私が言うと何故か寂雷先生が顔を青くした。
なぜに？


寂雷「……程々にしておいてあげてくださいね？
　君は手加減が出来ない性格なんですから。」


『分かってますって。せめて脱臼させる
くらいにしときますから。』


寂雷「いや…ですから、それが……いえ。何でもありせん。」


寂雷先生は何かを言うのを諦めたような顔を
した。


寂雷「とりあえず、気をつけてくださいね。」


独歩「今日はありがとうございました。」


一二三「四輝ちゃん、まったねー！」


こうして今日の依頼？は終わった。

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