まーしぃ ページ39
落ちていくのが怖くてぎゅっと目をつぶる。
なのに、落ちた感覚はしなくて。
そろ〜っと目を開けてみた。
「Aはドジなんやから気ぃつけんと」
私を抱き抱えてふわっと微笑む志麻先輩がいた。
「せ、先輩…!」
「ここ通りかかって良かったわ〜、Aが怪我でもしたらあかんし」
「すみません……」
ええよ、ってまた微笑むんだからこっちは顔が赤くなってしょうがない。
しかもめっちゃ近距離。顔面目の前。
なんかいい匂いするし。これが志麻先輩の匂いか……
「にしても女の子にこんな量頼むなんて担任もどうかしとるなぁ」
「ですよね!!多分私が突っ立ってたからです…」
「ま、女の子として見られてへんかった、ってのもあるけどなぁ〜」
「んえ!?ちょっと先輩!!」
こうやって何気ない、他愛ない会話ができるだけでこんなにも幸せを感じる。
さらっとノート持っててもらってるし。
今まで何人の女の子にこういうことしてきたんだろう、
「先輩は……志麻先輩は、なんで私に構ってくれるんですか、?」
「…は?」
「先輩なら、どんなに可愛い子だって捕まえられるはずなのに
同じ部活なわけでもなんでもない、ただの後輩の私なんかに…」
「ただの後輩だとは思えない、って言ったらどう思う?」
その時、窓から風が入り込んできて。
私たちをカーテンが包み込む。
「風が冷たいから……こうしててもええ?」
風になびくカーテンのなか、先輩に抱き締められる。
「好きやで」
________風が冷たいですね
あなたを抱きしめたいです___________
327人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るぅぅ(プロフ) - アリエーテさん» アリエーテさんのその一言には強い力があるんです(?)かっこいい志麻くん書こうとしたんですけど作者の力ではかっこよく書くことができませんでしたそれに続編になってしまって申し訳ありません…!!続編もよろしくです(( (2018年7月15日 17時) (レス) id: 83719e0c6c (このIDを非表示/違反報告)
アリエーテ(プロフ) - るぅぅさん» レスありがとうございます!うぉ、私の言葉でですか…嬉しいです!自分志麻リスよりの箱推しなので格好いい志麻さん拝めるの嬉しいです…!!()ありがとうございます! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 03dd63a26d (このIDを非表示/違反報告)
アリエーテ(プロフ) - るぅぅさん» レスありがとうございます!うぉ、私の言葉でですか…嬉しいです!自分志麻リスよりの箱推しなので格好いい志麻さん拝めるの嬉しいです…!!()ありがとうございます! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 03dd63a26d (このIDを非表示/違反報告)
るぅぅ(プロフ) - アリエーテさん» わああコメントありがとうございます〜!ほんとですか、アリエーテさんのお言葉で続編いくこと決定しました()おおかっこいい…!リクエストありがとうございます志麻さんかっこよく書かせていただきます◎ (2018年7月8日 14時) (レス) id: e72b4da0c1 (このIDを非表示/違反報告)
アリエーテ(プロフ) - 初コメ失礼します…!!いつも楽しく読ませて貰ってます!!続編にいってほしいです()えと、それでリク良いですか?志麻さんで夢主ちゃんが腕時計をプレゼントするって言う…ちなみに、「貴方と同じ時を過ごしていたい」って意味があるそうです…! (2018年7月8日 10時) (レス) id: 03dd63a26d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るぅぅ | 作成日時:2018年6月3日 2時