兄の相方に恋をしてしまいました２【After the Rain】

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配信してるのを知らなかった。

推しとして配信のこと知らなかったことも情けないけど

彼女としてそらるさんの邪魔してしまったのも申し訳ない・・・

今日はそらるさんのアルバム発売記念とお疲れ様の意味を込めてきたんだけど

迷惑かけちゃって気まずいから渡したら今日は帰ろう・・・

そんなことを考えながら私は現在隣の部屋で行われている配信をスマホで見ている

そ「それは大丈夫。配信してていいですよーって言ってくれてて配信見て待ってるって言ってた

いつも結構応援してくれるんだよね

本当にありがたい」

こちらこそいつもありがとうございます。

そらるさんの放送で知り合いとしてだけど私の話をしてくれるのってなんか嬉しいな

そんなことを思いながら私は眠りについた。

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少し悪い夢を見た。

そ「あのさ、今から彼女が来るからこのくらいで終わっとくわ」

そういったそらるさんのコメント欄は荒れに荒れている。

そ「俺のことは叩いてもいいけどあの子のことは叩かないで」

私をかばうことでそらるさんはもっと叩かれる

そんな悪夢を見た。

そんな世界見たくない・・・

私が少し苦しんでいるときにふと私の唇に柔らかいモノが触れた。

私はそっと目を開ける

そこには驚いたそらるさんがいた。

そ「ごめん、起こしちゃった？」

私は起き上がるとそらるさんに抱き着いた

そ「なになに、どうしたの？」

私はそらるさんの胸に顔を当てる

貴「怖い夢を見たんです」

そ「そっか」

そらるさんは優しく頭をなでてくれた。

貴「そらるさん」

そ「どんな夢みたかは聞かないよ

思い出したくないでしょ？」

優しいな、そらるさんは

私もしっかりしなきゃな

私は心の中でよしっ！と自分で自分の背中を押した。

そしてそらるさんから離れ、目を見て話す

貴「そらるさん、アルバム発売おめでとうございます！

少し遅れちゃいましたけど」

そ「それで来てくれたんだ」

貴「なんかしようと思ったんですけど何がいいかわからなくて

なんとなく小さい花束買ってきました」

私は鞄から花束を取り出す。

そ「ありがとう」

私は冷蔵庫にむかう

そ「まだあるの？」

貴「うまくできたか不安なんですけど

モンブラン作ってきたんです。

その、一緒に食べませんか？」

そ「一緒に食べよ

あと、すごい嬉しい」

私たちは二人でモンブランを食べながらたくさんおしゃべりをした。

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